心理職でもできる資産形成と運用

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FP×心理Thによる資産にまつわるアレコレのお話

【受かる秘訣を】次こそは!公認心理師に絶対合格したい方のための書籍紹介!【お教えします】

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リヒト(@r2209)です。
今回は、「次は絶対に受かるぞ!」という気合い満々な方々に向けて、公認心理師試験対策になる書籍を独断と偏見に基づいてご紹介したいと思います!

 

 

はじめに

アイキャッチ画像に使った結果通知は、僕が第1回公認心理師に合格した時に送られてきたものです。

四捨五入すると、ギリギリ8割取れてるっていうような得点ですね。

 

もちろん、もっと高得点で合格された方もいるかと思いますので、正直載せるのに抵抗がありました。

が!皆さんの本気の覚悟に応えるためには、これくらいは必要かと思い、思い切って載せました!

 

ただ、公認心理師は6割得点を取れば誰でも合格できますので、そういった意味では、ギリギリでも8割取れていれば、まあ、安泰という得点圏でしょうか。

 

ちなみに、第1回よりも第2回の方が合格率は低かったのですが、僕は第2回目の方が高得点を取れました。

 

といってもやはり8割程度ですが。

 

合格率の低さは、テストの信頼性の問題と言うよりも、受験生の母集団の違いを反映しているように思われます。

 

 

参考書選びの基準

こんなことを言うと「おいおい大丈夫かよ」と思われるかも知れませんが、僕は公認心理師試験の勉強をほとんどしていません

 

さすがに、「公認心理師の職責」など、公認心理師試験独自の問題はおさえましたが、それ以外にはまったくと言って良いほど対策本を読んではいません。

 

というか、第1回目だったので、そもそも対策本がたいして無かったのです。

そういった意味では、今は公認心理師の対策本が溢れ返っているので、却って受験生は混乱されているのではないかと思い、少しかわいそうな気もしますね。。。

 

 

 

第2回目を自主的に受けた時は、僕には合否は関係なかったので、当然試験対策の勉強はなおのことやっていませんでした。まさに1秒もやっていません。

 

それでも8割の得点を取ることが出来ました。

 

どうしてほとんど試験勉強していないのに8割の得点を取れるのか。今日は、その秘訣をお伝えしたいと思います

しっかりと以下に述べることを実践すれば、8割は行かなくてもそれに近い得点で合格できると思います。

 

この安定圏の得点で合格するには、一つのルールがあります。

 

それは…対策本をやらない、というルールです!!!

 

 

ちょっと何言ってるかわからないですよね。

でも、これはとても大切なことです。

 

皆さんが公認心理師になりたいのはどうしてですか?

心理師としての業務にあたるに耐えるだけの専門性が自らにあることを公に証明したいから、ですよね?

 

もし、「資格さえ取れれば良い」と思っていらっしゃるのであれば、、、

ここまで読んでいただいて大変申し訳ないですが、以下に書いてあることはあなたには無価値なのでここで読むのを辞めて、気に入った対策本でも探してきてください

 

 

 

資格さえ取れればそれで良いのであれば、対策本はギリギリ6割狙って合格するのにはこの上ない有益なツールですから、それだけをやれば良いと思います。ギリギリでいつも生きていたいなら。

 

しかし、僕はそんな「プロ」と「素人」のグレーゾーンの人に僕と同じ専門家を名乗ってほしくないなぁと思っています。

注意:合格点ギリギリだった人をグレーゾーンと言っているのではありません。対策本をやって一時的に合格点ギリギリになる実力で満足してしまっているような人をここではグレーゾーンと言っています)

 

いや、別にその人を否定するつもりはありません。

人にはそれぞれ考え方があります。たんに対策本だけで間に合わせようとする人と僕とはあわないな、と言う話です。

 

 

 

ですが、ここまで読んでくださった方は違いますよね?

資格を取るのはあくまでも通過点であって、「専門家」として明確な自分を築きたい人たちだと信じています。

 

そんな志が高い人たちにこそ、「公認心理師になった後もずっと使えるもの」を使って欲しいのです。

 

 

ごめんなさい。

ちょっと熱くなってしまいました。しかし、僕たちの仕事は自分の知識や努力が、クライエントの福祉に比例的に直結していくと僕は考えているのです。

 

勉強は無駄にならないばかりか、クライエントの福祉に貢献できる。そう考えれば熱くもなります。

 

 

厳しいことを言いますが、公認心理師に落ちた方は、クライエントの福祉に貢献できる度合いはまだまだ低いのかも知れません。

対人援助職は「気持ち」も大事ですが、それと同じくらい「知識」も必要なのです。知らないことは出来ないからです。

 

でも、今はそんな自分だとしても、諦めたくない。そう思っているからこそ、わざわざここまで読んでこられたのですよね?

 

だったら大丈夫。

今から勉強すれば良いのです。

 

第3回目の試験は、噂だと5月に実施される可能性もあるとのこと。

「終わったばかりだから、後一年ある」と余裕ぶっこいてたら痛い目に合います。早めは早めに手をうっていきましょう!

 

 

基礎心理学

先ずはなんと言っても基礎心理学です。

これをしっかりとおさえなければ公認心理師試験には受からないでしょう。

 

僕がお勧めする参考書はこちらです。

まずはこれ。絶対にこれ。誰がなんと言ってもこれ。

このレベルはなんとしてもおさえてください。

 

そして、こちらも必ず読み込んでください。

「なんでわざわざ二冊も?」と思われたかも知れません。特に二冊目はかなり分厚いですから、気持ちがなえてしまうかも知れません。

 

しかし、一冊の教科書で全てを網羅することなんて不可能なのです。

それぞれのテキストに良いところ、そうでもないところ。詳しいところ、あっさりした説明のところなどムラがあるのです。

 

公認心理師試験は「え?ムラがあるテキストで勉強しちゃった?じゃあ、ここは出さないようにしてあげるね」とは絶対に言ってくれません。

だから、自分の努力でムラを埋めるしかないのです。そのためにはどうしても複数冊読む必要があります。

 

対策本を読むことに決めた人はもうここまで読んでないでしょうので言ってしまいますが、対策本はどれも「最大公約数」的なことしか書いていません。

ですから、こっちに書いてあったことはそっちにも書いてあるし、そっちに書いてないことはこっちにも書いてないなんてことがざらなのです。

 

だから、対策本を何冊やってもあまり意味はありません。多分、対策本だけを読んで受かる人は運がいいか、読まなくても受かった人です。

 

上記テキストは試験のことなんて考えて作られていませんので、良い意味でそれぞれに偏りがあるのです。

 

 

まだ終わりではありません。まだやらないといけないテキストはあります。 上記二冊はこいつを倒すためにやったと言っても過言ではありません。

正直言って、これは相当難しいです。ですので、出来ればやって欲しいのですが、どうしても時間が足りない場合は諦めてもいいです。

でも、公認心理師試験はここに出てくるレベルの知識も問われています。特に、得点の配点が高い事例問題で

 

基礎心理学の知識が必要な事例問題は、この「シケシン」レベルの論述ができるくらい知識を落とし込んでないと、似た意味を持つ引っ掛けの選択肢にまんまとやられます。

 

たまに「事例問題で稼ぐ」と言ってる人がおり、その中の一部には臨床心理士試験と同じ感覚でいる方がおられるようです。

 

ですが、臨床心理士試験と公認心理師試験は別物です。

 

事例問題を「臨床心理学の知識で解ける」と思ってると計算が狂うことになるでしょう。

公認心理師試験では、事例問題にも基礎心理学の知識が問われるのです!

 

得点の配点が高い事例問題を捨てるということになりかねませんので、本書をやらなかったとしたら、残念ながら合格からその分遠のくと思ってください。

 

 

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以上をやれば、ほとんどの基礎心理学はカバーできると思います。

 

 

しかしながら、公認心理師試験には上記以外からも出題されます。

 

それが、「公認心理師の職責」「社会保障論等に関わる法律」「教育心理学」「産業・組織心理学」「統計・研究法」「検査」「DSM–5」などです。

 

順番に見ていきましょう。

 

 

公認心理師の職責と、社会保障論等に関わる法律

公認心理師の職責ばっかりは公認心理師法が登場する以前からあるテキストに頼ることはできませんので、大人しく対策本に頼るしかありません。

これ一冊をおさえれば、職責と法律はとりあえず大丈夫でしょう。

 

ただ、社会保障論が弱いように思います。年金とか健康保険とかのあたりですね。

手前味噌で恐縮ですが、この辺はこのブログでも記述しているので、参考になさってください。

 

 

 

 

教育心理学

公認心理師試験の教育分野にまつわる問題は、その領域で既に勤めたことがある経験が無いと結構難しいものが多く出題されます。

一般的な教育心理学の参考書を読んでも太刀打ちできません。ですので、他領域で働いていたとか、現場経験の無い人には酷です。

 

なので、相当マニアックなテキストを読み込む必要があるでしょう。僕が唯一お勧めできるのはこちらです。

僕自身もあまり教育分野には明るくないですが、こちらは最新の指導要綱なんかもフォローできるので、オススメできる一冊です。

ただ繰り返すように、ちょっとマニアックです。

 

 

産業・組織心理学

産業・組織心理学の良い参考書は寡聞にして知りません。

ただ、公認心理師試験の問題をカバーする程度ならコミュニティ心理学の本を一冊読んでおけば充分です。

オススメはこちら。

公認心理師試験にはストレスチェックに関する問題は頻出しているみたいですので、それ対策にはこちら。

こちらを読むだけでも充分かとは思いますが。

 

 

統計

先ほど、よくわかるシリーズを紹介しましたが、よくわかるシリーズは本当によくわかるのでオススメです。

統計に関しても、もれなくよくわかります。

統計は大昔に僕が別で作っていたブログの記事も参考になると思いますので、リンクを貼っておきます。

clinicalpsychocommu.blog52.fc2.com 

clinicalpsychocommu.blog52.fc2.com

clinicalpsychocommu.blog52.fc2.com

 

 

検査

検査は色んな領域で使う色んな検査が出題されるので、「知らない検査を作らない」のは不可能と思ってもらって良いかと思います。

検査に関しては、今後公認心理師試験に特化した対策本がでることを期待したいところですが、今のところは無いので仕方が無いですね。

 

非常に分厚いですが、現状お勧めできるのはこちら。

さすがにこれをやっても、試験中の「こんな心理検査知らない!現象」をゼロにすることは出来ないかと思いますが、その出現可能性を大幅に下げてくれると思います。

検査が苦手な人は一度は目を通したいところです。

 

 

DSM–5

DSM−5の診断基準に基づく精神医学の問題も頻出します。

ですが、ラッキーなことに、これに関してはドンピシャなテキストがあります。

公認心理師試験には、薬の副作用など薬理学も問われることが多いですが、これをやっておけばその辺もカバーできます。

これはまさに公認心理師になってからも大変役に立つ一冊ですから、手に入れて欲しいと思います。

 

 

念のため、臨床心理学も…

公認心理師試験で特に重要となる心理学は臨床心理学だと思います。

 

もちろん、先述した基礎心理学を勉強する時に使ったテキストでカバーできるとは思いますし、「言われなくそこは大丈夫だよ」って方も多いとは思うのですが、心配性の方のために、一冊オススメをお伝えしておきます。

この一冊は公認心理師になってからも繰り返し読むことになると思いますので、是非ゲットしてください。

本書はちょっと特殊で、もし「大学院受験に使える本を教えてください」と言われたら、僕なら本書はお勧めしません。もっと違う「よくわかる臨床心理学」などを勧めます。

 

本書は、公認心理師に必要なエビデンスはもちろん、ナラティブを踏まえた柔軟な姿勢、恊働、研究の知見などを網羅しているため、現場でこそ使える知識を得たい場合には全力でお勧めできる一冊になっているのです。

 

 

勉強法

以上を丹念に読み込めば、公認心理師試験は8割近い得点で合格できると思います。

上記したものを全部揃えたとしても、予備校に行くことに比べればずっとコストは低いでしょうし、受かった後からでも繰り返し使えるので投資としては申し分ないと思います。

 

数人の知人と勉強会をするのであれば、貸し借りして読むのも良いかも知れません。

 

 

ただ、せっかくいいテキストを使っていたとしても、勉強法を間違えると意味がありません

 

そこで、僕がお勧めする勉強法をお伝えします。また、頭に入れておきたい原則もありますので、それについてもご紹介します。

 

おすすめ勉強法

まずは勉強法についてです。

僕が実際にやっていて、とても効果がある方法は、ずばり、「人に教える」です。

これ以上に効果がある方法を僕は知りません。

 

人に教えるためには分かりやすく、論理的に説明する必要があります。

それに、「相手は何が分からないのか?」を想像することで、翻って「自分は何が分からないのか」を知ることが出来るのです。

もし、相手にうまく説明できない箇所があれば、それはあなたが分かっていないポイントなのです。

 

この方法だと、自然とインプットとアウトプットのサイクルを回し続けることが出来るので、記憶への定着率も相当になります。

 

 

「自分には教える人が周りにいないよ」と言う方、安心してください。

 

別に本当に教える必要はありません。

 

もちろん、実際に教える方が効果が高いことは否定できません。でもいないなら仕方が無いですよね。

 

その場合は、テキストを一章読むごとに本を閉じて、今読んだ箇所を誰かに教えているのを想像するのです。

そうすると、「あれ?もっと色々勉強したはずなのになんだっけ?」「あー。理解していると思ったのに、意外と説明できないな」と悔しい気持ちになると思います。それがいいのです。

 

人間は感情を伴う出来事の方がより記憶に残りやすいのです。

 

この勉強方法について、Twitterで質問を頂きそれに解答したものがありますので、該当するツイートのリンクを貼っておきます。

 

 

その他にも、色々とオススメの勉強法があります。

こちらも昔書いたブログの記事がありますので、参照してみてください。

clinicalpsychocommu.blog52.fc2.com

 

 

間違っても「ノートにまとめる」なんてことはしないでくださいね!

 

人間は繰り返し繰り返し学習しないと記憶できないのです。

何回も何回も超高速でノートを取れる方なら別ですが、普通ノートにとる機会なんて一回程度でしょう。

 

リハーサルってご存知ですよね?

多分、心理学を学ぶ中で知った知識だと思います。

だったら、せっかくなのでその知識を自分のためにも使いましょう!

 

人間の脳は基本的にノートを一回とったくらいで覚えられるほど都合の良いつくりにはなってないのです、残念ながら。

 

 

もし、どうしても何かしら手を動かして書かないと不安だ!という方がいるならマインドマップを書いてください。

マインドマップとは、こんな感じのものです。

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これは僕がFP2級の勉強をしていた時にとったマインドマップです。字が汚くてすいませんw

 

こんな感じで、あたかもニューロンが結合するかのような形で、各用語や覚えたいことをクラスターにまとめていく方法がマインドマップです。

この方法なら、一回書いて数回ボーッと見つめるだけで覚えられます。

 

勉強時の原則

続いて、勉強時に覚えておくとよい大原則をお伝えします。

 

皆さんは、パレートの法則ってご存知ですか?

これは単なる経験則ですが、非常に的を得た法則です。「80対20の法則」の方が聞きなじみがあるかもしれません。

 

結果の80%は20%の原因から生じているという法則です。

 

例えば、富の80%は、人口20%の富裕層によって保有されているとか、

作家の20%が、ベストセラーの80%を独占しているとか、

働き蜂の20%しか働いていないとか、

 

そういう法則です。

 

これは勉強する時にも当てはまります。

つまり、20%の勉強で、結果の80%が決まってくる、ということです。

 

これから勉強する分野の本質の20%はどこにあるのかを見極めましょう。

全ての分野で100%を目指すなんて、非効率この上ないのです。そんなことをしてしまったら、勉強時間や労力の80%が失われるのです。

 

本質である20%に対して、80%の時間と労力を使うのです。そうすれば、結果は80%になるわけです。

 

この記事ではたくさんのテキストを紹介しました。

しかし、一冊一冊を全て丸暗記する必要はありません。その一冊にある本質の20%に注力しましょう。それだけでいいのです。

 

結果の80%はそこに眠っています。

 

 

実際、僕の得点を見てください。

第1回も第2回も、8割だったじゃないですか。

 

 

ここまで読んでくださったあなたは、諦めさえしなければ絶対に合格します。

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