心理職でもできる資産形成と運用

心理職でもできる資産形成と運用

FP×心理Thによる資産にまつわるアレコレのお話

FP2級の試験を受けてきました!

リヒト(@r2209)です。
今日は明治大学までFP2級の試験を受けにいきました!

 

今年5月に3級の試験に合格し、その後すぐに2級の勉強を開始しました。

そして、ついに今日がその試験日だったのです!

 

f:id:r2209:20190908181804j:image

 

いやー、3級とはレベルが全然違いますね。難しかったです。。。

 

特に実技が難しかった…。

3級の問題は選択式なのですが、2級は自分で計算して答えを導きださなければならないのです。

 

試験時間最後の1分で計算式が間違っていることに気づいた問題もあったのですが、後の祭りでした。もっと慎重にやるべきでしたね。非常にもったいないことをしました。

 

 

まあ、でももう済んだことですので気持ちを切り換えましょう。

クヨクヨしてても結果は変わりませんからね!

 

今出来ることを考える方が、よっぽど建設的ですよね。

 

FPの試験は試験日当日に模範解答がでるので、早速採点してみることにします。鉄は熱いうちに打て!

 

 

さぁ、ドキドキしながらの自己採点です!

 

 

気になるその結果は……!!

 

 

 

筆記、、、60点満点中47点

 

 

 

実技、、、46問中31問正解

(50点満点で30点取れば合格なのですが、配点が公表されていないので実技は得点ではなく、正答数で表すことにします)

 

 

両方とも6割以上取れているので、おそらく両方合格でしょう!!!

 

 

 

いやーーー、思ったよりも低い点数でしたが、なんとか合格できそうです^^

 

 

しばらくは心理職としての仕事と勉強、研究会、筋トレ、そしてブログの執筆に平行してFPの勉強を続けていましたから、正直疲れました(笑)

とりあえず、今日は何もせずにゆっくり休みたいと思います。

 

FPの勉強中、後回しにしてたやりたいこともたくさんあるので今から楽しみです。

次は簿記の3級にチャレンジしようと思っています。

 

というのも、こんなブログを見つけたからです。こびと株さんのブログです。

kobito-kabu.com

 

資産形成と運用を考える者としては、学ばない訳にはいかないでしょう^^

というわけで、(いつから勉強するかはまだ未定ですが)応援よろしくお願いします!!

 

 

ちなみに、FPに関しては上記ブログにも書かれていますが、「みんなが欲しかった!」シリーズをやっていれば間違いなく合格できます。とってもとってもオススメです!

一応、こびと株さんのブログに倣って問題集も紹介しましたが、実は僕は問題集を買っていません。全部ネットで勉強しました。

特に、こちらにサイトが超オススメです!メチャクチャ詳しいのにタダですからすごいですよね…!

fp3-siken.com

 

一方、FPは法律の問題などもよく出るので、教科書の方は法改正にも対応できるように最新の物を手にするようにしてくださいね!

今日の試験は最新の教科書にも書かれていない(多分。僕が見落としてるだけ?) 知識を問う問題も出ました。なので、古い教科書だとなおのこと試験に対応できませんからね。

 

 

 

と、いうことで。

最後までお読みいただきありがとうございました!

皆様にとって今日という日がすばらしい一日でありますように^^

 

 

 

開業する前にこれだけ見ればOK!開業したら必要な手続きまとめ

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資産を「稼ぐ」の特別編として、数回にわたって開業の届出から初めての確定申告までの間に必要な手続きや経理、税務手続きについて分かりやすく解説していきたいと思います。

 

今はまだ開業をしていない方でも、将来の選択肢の候補にいれる為に是非ご覧下さい。

 

 

どうして開業のことを考える必要があるの?

ある程度の臨床歴が積まれてくると、開業して自分で稼いでいきたいと思うかたも多くいらっしゃるのではないでしょうか?

 

今の時代、個人で食べていく術を身につけていくというのは、非常に大切なこととなってきています。

 

 

今までは、情報発信の機会があまり多くなく、また、大々的に発信しようと思ったらある程度の資金が必要でした。

ですから、僕たちは今まで組織の大きな力を借りるしかありませんでしたし、それが最も合理的な選択でした。

 

しかし、今は違います。

 

ブログ、Twitter、インスタグラム、youtubeなど、どんどんネットやSNSが発達しています。

しかも、これらは全て無料で使うことができます。組織の力を借りなくても、情報発信を自由に行える世の中になってきているのです。

 

社会はどんどんB to Cの社会から、C to Cの社会へ変革を遂げているわけです。

 

同時に、人が行っている仕事の大半がコンピューターで代替出来る様になる時代がすぐそこまで迫ってきています。

例えば、タクシー運転手という仕事は大変素晴らしい仕事ですが、おそらく近い将来なくなる仕事でしょう。

 

そんな中にあって、僕たちが行っている「カウンセリング」という仕事は、おそらくコンピューターで代替は不可能な仕事です。つまり、ますます価値の高まる仕事である、ということです。

 

 

以上の現状を鑑みると、「開業」する、あるいは、今すぐそれをしないまでも「開業の準備をしておく」ということはこの時代を生き抜く上で、不可欠なこととなってきたと言っても過言ではありません。

 

今は、「個人で食べていく」ことを考えることが、合理的な時代となってきたのです。

 

 

開業したらまずすべきことは?

「そうか、そういうことなら自分で事業を立ち上げないとな!それならば開業だ!賃貸アパートの契約したぞ!開業できた!」

 

めでたしめでたし。

 

と言いたいところですが、ことはそう単純ではありません。

個人で食べていく、といっても自分勝手にやるわけにはいかず、きちんと手続きを踏む必要があります。

 

開業をしたとしても、それが事業であると認められないといけないのです。

 

認めてもらうって、誰にですか?

 

それは税務署です。開業をしたら税務署に行って各種手続きを行う必要があります。

 

では、どのような手続きをしたら、開業をしたことを事業として認めてもらえるようになるのでしょうか?

 

色々とやらなければならないことや、細々したことがありますので、その一つ一つを分かりやすくお伝えしていきますね。

 

 

開業届出書を提出する!

開業を思い立ったら、まずしなければならないことは、税務署に開業(・廃業等)届出書を提出することです。

 

この個人事業の開業(・廃業等)届出書は、事業を開始した時から1ヶ月以内の提出が義務となっていますので、絶対にお忘れなきよう!

 

用紙自体は、国税庁のホームページからもダウンロードできます。

www.nta.go.jp

 

事業として認められたら、そこで得た収入は事業所得となります。

事業所得は青色申告が利用できるのでしたね。

 

青色申告は普通の確定申告(白色申告といいます)にはないお得がたくさんありますので、事業所得を得ていて青色申告をしない手はないです!

 

上記した記事にもありますが、青色申告をするためには、所得税青色申告承認申請書を、承認を受けようとする年の3月15日までか、もしくは開業後2ヶ月以内に提出する必要があります。こちらもお忘れなく!

www.nta.go.jp

 

もし、生計を一にする家族が仕事の手伝いをしてくれ、給料を払うことがあるのなら、ついでに青色事業者専従者給与に関する届出書も一緒に提出しましょう。

これを提出しておくと、その家族に支払った給料が経費として認められます。

www.nta.go.jp

 

経費にできるということは、節税になるということですね!

 

ただし、この制度を利用すると配偶者控除(38万円が控除される)などが受けられなくなるので注意しましょう!

All aboutさんに参考になるものがあったので、添付しておきます。

allabout.co.jp

 

申請した年の12月31日までに税務署から何も連絡がなければ、青色で申告する旨が承認されたと思ってOKです。

 

ちなみに、以上の手続きを経ない状態で収入を得た場合、その収入は「雑所得」として扱われます。

雑所得は青色申告ができませんし、経費もありません。もったいない事になる可能性が非常に高いですから、是非上記届出を出してくださいね!

 

ただ、雑所得は年間に20万円を超えない場合、所得税の確定申告をする必要がありません。

ですから、開業を副業的に始めたばかりで20万円を超えそうにない場合等の時は、まだ上記の手続きを踏む必要はないかもしれません。

 

 

もし従業員を雇ったら

心理カウンセラーとしての仕事は一人仕事である事が多いので、従業員を雇う人はそう多くないかもしれません。

しかし、事業が大きくなるにつれクライエントの数が多くなるとその限りではないでしょう。他に心理カウンセラーを雇ったり、受付を置いたりといったことも出てくるかもしれません。

 

もし、上記のような理由で一人でも従業員を雇うことになったら、給与支払事務所等の開設届出書を1ヶ月以内に提出しましょう。

www.nta.go.jp

 

どうしてこの書類の提出が必要かというと、従業員を一人でも雇ったら、雇った人は従業員の給料やボーナスに対する源泉徴収義務者となるからです。

 

源泉徴収ってよく聞きますけどなんですか?

 

源泉徴収というのは、所得にかかる税金(所得税など)を天引きすることだよ。

 

事業主はこの作業を行い、源泉徴収した税金を翌月10日までに納税する必要があるのです。

 

め、めんどくさい…

 

そんな人のための特例もあります。

従業員が10人未満の場合、源泉徴収した税金を納税する期限を半年に1回にする事ができます。

 

ただ、そのためには、源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書を提出する必要があります。

www.nta.go.jp

 

やっぱりめんどくさい…。

  

確かに、何かをする度に書類を提出しなきゃいけないのは面倒くさいですよね。とはいえ、これを提出すれば、1〜6月分の納期限は7月10日に、7〜12月分は翌年の1月20が納期限となります。

 

最初だけ頑張れば後が楽だよ!

 

 

注意して欲しいのは、この特例が適応されるのは提出した月の翌月分から、ということです。

 

つまり、4月に提出した場合、4月の源泉は5月10日に納税しなければならなくて、5月の源泉から7月10までの納税でよくなるということですね。

 

※今は所得に関する部分だけをお話ししました。

しかし、従業員を雇う場合、他の事も考え得なければなりません。他の事とは、労働保険や年金のことです。

一人でも従業員を雇えばその人の労災保険料を払う必要がありますので、10日以内に保険関係成立届を労働基準監督署に出す必要があります。

また、その従業員の数が5人を超えるようになれば、年金事務所に新規適用届を出す必要もあります。

 

10人以上になれば就業規則を作成して労働基準監督署長に提出しなければなりません。

従業員を雇うと色々とやる事があって大変ですね。。。

こちらのサイトが分かりやすかったので、添付しておきます。

www.zeiri4.com

 

 

消費税についての届出書もあるにはあるが…

消費税とは、商品の販売や役務(サービス)の提供等に課せられる税金です。

心理カウンセラーの行う仕事はサービスですので、消費者(クライエント)から消費税を受け取ります。

 

この消費税は当然「税」なので、国に納めるものです。

消費税というのは、間接税といって、税金を納める義務がある者(納税者)と、税金を負担する者(担税者)が異なる税なのです。

 

心理カウンセリングに関する消費税で言えば、納税者はカウンセラーで、担税者はクライエントと言うことになります。

 

ということは、当然個人事業主の心理カウンセラーも消費税を納める必要があります。そのため、消費税課税事業者届出書を提出する必要があります

www.nta.go.jp

 

しかし、この提出は売り上げが1,000万円を超えた年の翌々年から必要となるものです。

 

当面は考えなくて良いものなのかな…。一応「1,000万超えたらそういう書類も必要なんだ」くらいのことを頭の片隅に入れておいてくれればいいよ。

 

以前、インボイス制度の話をしたときの記事が参考になると思いますので、こちらもよかったらご覧下さい。

 

開業してから当面の間に必要になる手続きはざっとこんなものが考えられます。

次からは経理の基本的なことがらについておさえていきます!

 

 

おまけ 書籍紹介

上記の届出等の情報はありませんが、集客などの情報についてコンパクトにまとめた書籍がありますのでご紹介します。

マインドセット「やればできる!」の研究

 「自分はこうだ」と思い込むと、それ以上成長できなくなる危険があります。自分に対する見方を流動的なものにする方がベターと言えそうです

 

注意:記事にしましたが、僕はこの本の購入をオススメはしません

同じ論理(「硬直マインドセット」は成長を阻害するが、「しなやかなマインドセット」は成長を促すのだ、という論理)をエビデンスが示されないまま繰り返しているだけだからです(「ある実験では〜〜」という記述はあるものの、それがどこでどんな規模で行われた実験かわかりません。引用文献のリストがないのです)。従って、購入するほどではないと考えます。

ただ、「しなやかなマインドセット」という考え方は非常にすばらしく、日常やカウンセリングにも活かせそうですので、マインドセットの概念については知っておいて損はないと思います。

 

以上を踏まえてお読みいただければ幸いです。

 

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早速ですが、次の知能にかんする考え方の中で、あなたの考えにもっとも近いものはどれでしょうか?少し考えてみてください。

①知能は人間の土台をなすもので、それを変えることはほとんど不可能だ。

②新しいことを学ぶことはできても、知能そのものを変えることはできない。

③知能は、現在のレベルにかかわらず、かなり伸ばすことができる。

④知能は、伸ばそうと思えば、相当伸ばすことが出来る。

 

 

いかがでしょうか?

本書によれば、①と②を選んだ方は「硬直マインドセット」の持ち主である可能性が高く、

一方、③と④を選んだ方は「しなやかなマインドセット」の持ち主である可能性が高いようです。

 

ここでいう、「硬直マインドセット」とは

自分の能力は石盤に刻まれたように固定的で変わらない

P13

という信念であり、

一方、「しなやかなマインドセット」とは

人間の基本的な資源は努力次第で伸ばすことが出来るという信念

P13

です。

 

このどちらの信念を持つかによってその後の人生に大きな差がでてくるそうです。

 

 

硬直マインドセットの持ち主にとって、努力は無駄なことですし、できないことを過剰に恐れています。「できない」ことはずっとできないことを意味するからです。それは自己評価にも関わってきます。

そのため、常に成功できることだけに終止します。そして「できると思っていたことができた」ら、「やっぱり!」と感じるので、それが過剰な優越感になります。

 

対して、しなやかなマインドセットの持ち主にとって努力は自分を成長させるのに不可欠であり、出来なかったことが出来るようになったことに優越感を感じます。そのため、チャレンジはむしろ彼らにとって喜ばしいことなのです。

 

硬直マインドセットの人にとって新しいことは危険であり、しなやかなマインドセットの人にとって新しいことは成長のきっかけなのです。

 

もちろん、しなやかなマインドセットの人にとっても、硬直マインドセットの人と同様に失敗は怖いことです。

しかし、

それで「失敗者」になってしまうことはない。彼らにとっての失敗とは、それに立ち向かい、それと取り組み、そこから教訓を得るべきものなのだ。

P48

 

確かに、同じ事柄に対してこれだけ異なる捉え方をしていたら、どんどん差は膨らんでいくことでしょう。

 

 

皆さんは冒頭の質問、どれを選びましたか?

僕は③と④を選びました。

 

本書の基準からすれば、僕は比較的「しやなかなマインドセット」であると言えそうです。

 

しかし、よくよく考えてみると、僕は他人に対してや一般論的な解答としては「しなやかなマインドセット」の観点で捉えることができるのに、いざ自分のことになるとどうも事情が変わってくるみたいです。

 

本書に書かれている以下のような内容を読んでハッとしたのです。

 

ある先行の課題に対して

「まあ、8問正解よ。よくできたわね。頭がいいのね」といってほめられたグループと「まあ、8問正解よ。よくできたわね。頑張ったのね」といってほめられたグループが

 

次の課題としてそれぞれ難問を解く課題を与えられたとき、前者のグループはチャレンジするのを避けました。

 

なぜなら、もし解けないと、その事が「解けない=頭が悪い」ということの証明になってしまうからです。

 

一方、後者のグループはなんとその9割が新しい問題にチャレンジしました。

ほめられる前の両者のグループに、知的な差はまったくなかったにもかかわらずです。

 

この箇所を読んだ時に「自分は自分のことに対しては硬直マインドセットを持っている!!」と衝撃を受けました。

 

僕は(こっそり言いますが)自分のことを頭がいいとちょっと思っています。

だから、試験勉強とかで解けない問題があるととても頭にくるのです。イライラしながら勉強することもあります。

 

根本のところでは、僕は勉強が嫌いではないので、運良く勉強をこうして続けてはいますが、大変もったいないことをしてきたなと思いました。

勉強を継続していることに焦点を当て、そこに誇りを持てばイライラすることなく勉強が続けられていたはずだからです。

この気づきを今日得られて、とてもよかったと思いました。今日がこれからの人生で一番若い日ですので、気づいたときから改善すればよいのです。

 

 

この発想(「頭がいい」と褒めない方がいい)は、教育や子育てをしている方にも、とても大切なことかもしれませんね。

能力をほめると生徒の知能が下がり、努力をほめると生徒の知能が上がった

P95

 

子どもに「あなたは頭が良い」と言ってしまうと、その子は自分を賢く見せようとしておろかなふるまいに出るようになる 

P96

 

こうやって、硬直的なもので自己定義するようになると、その定義に当てはまらないことには挑戦しなくなったり、強引な形であってもその定義通りに振る舞おうとしてしまうので、良くも悪くもその定義からの逸脱がありません。成長が止まってしまうのです。

 

いえ、成長が止まってしまうならまだ良い方です。

 

自己定義が覆されるような体験を図らずも数回経験してしまうと、「もう自分は自分の思い描いた自分ではないのだ」と自分に失望し、何も建設的なことが出来なくなってしまう恐れすらあるのです。

 

 

皆さんにもありませんか?

「俺には才能がないから」

「もう私は年だから」

といって、やりたいことを諦めていることは?

 

もしかしたら、それは硬直マインドセットのためにそう思ったのかもしれません。

 

どうせ1回きりの人生なら、行き着く先まで成長したいもの。

しなやかなマインドセットに変えれるなら変えたいものです。

 

では、この「硬直マインドセット」をどうしたら「しなやかなマインドセット」に変えていくことができるのでしょうか?

 

 

 

すぐに思いつくのは認知療法のような技法です。

自分が「何をやっても無駄だ」といった硬直マインドセットに基づく世界の見方や捉え方をしていることに気づいたら、その見方や捉え方、つまり認知に対して様々な角度から検討を加えていくのです。

 

なんだか、これでうまくいきそうな気がしますよね?

 

ところが、本書によればマインドセット認知療法によっては変わらないそうです。

なぜなら、

その人の根底にある大前提–––人間の資質は変えようがない–––が変わらないからである。

P307 

 

ではどうするか?

一つ目の方法は、脳が成長するということを視覚的に訴えることが効果的なようです。

つまり、学習や経験を積むことで神経回路網に新たな結合が生まれ、脳が変わっていく様子を移した写真を見せるのです。

 

確かに言葉で「変われる」と説得されるよりも、脳が実際に変わって行く様を見せられた方が説得力はありそうです。

 

とはいえ、こんな写真は普通用意できません。

 

そういった場合は、「今日はどんなことを学んだ?」「何か勉強になるような失敗をした?」「今日はどんな努力をした?」などという会話を誰かとすると良いみたいです。

これは、その日一日が終わる時に自分に問いかけても良いかも知れませんね。

 

心理カウンセラーとしてクライエントをカウンセリングしているとき、僕は似たようなことをしているように思います。

クライエントが何か少しでも達成するようなことがあれば、必ず「どうしてうまくいったんだと思いますか?」と尋ねるのです。

 

この質問に答えてもらうプロセスこそが、「しなやかなマインドセット」にしていくことに貢献できている側面があったのかもしれません。

 

皆さんは、今日どんな挑戦をし、そこから何を学びましたか?

 

編集後記「自分は成長できるんだ」というしなやかなマインドセットを持った上で、明確に「こうなりたい自分」をイメージすることが成長にはとても大切なことであるように最近感じています。
「こうなりたい自分」と今の自分は必ず解離があります。その解離は人に居心地の悪さを与えます。それを認知的不協和と読んでも良いし、劣等感とよんでもいいでしょう。とにかく気持ち悪いのです。

その気持ち悪さを解消する方法は二つあります。一つがその理想を諦めることです。ただ、この方法では今の自分から一歩も成長できません。
二つ目は、「自分は成長できる」というマインドを持った上で、「こうなりたい自分」になるように努力し続けることです。そうすると、少しずつですが理想に近づき、居心地の悪さも少しずつ減っていくでしょう。

どちらの方法をとるかは、マインドセットを選べたのと同じように、自分で選ぶことが出来るように思います。

痩せるつもりでやってることが、実は太る原因だった?痩せるための正しい食事法

silver fork and knife on plate

リヒト(@r2209)です。
このブログでは、身体的資産形成のために健康的な食事についても話をしていきます。ココロちゃんも、健康のために気をつけていることはあるかな?

 

そうですね。ダイエットを初めてみましたよ!

 

そうなんだ!どんなことしてるの?

 

まずは食事制限です。頑張ってお昼抜いてるんです。

 

…。ココロちゃん、とっても言いにくいんだけど、それすると却って太っちゃうかもしれないよ?

 

え!?なんでですか?意味分かんない! 

 

 

あなたの食事制限はダイエットになってる?

ダイエットをしよう!と志すとき、恐らく多くの方は次の二つのいずれか、もしくは、両方を真っ先に思いつくのではないでしょうか?

 

その二つとは…

 

運動と、食事制限です。

 

 

確かに、ダイエットをするにはこの二つをバランスよく取り入れていくことが必要不可欠です。

 

ただ、運動はその習慣がないとはじめからはうまくはいかないし、何より億劫な気持ちが強くなってしまいがちですので、食事制限から取り入れる人も多いことと思います。

 

食事制限ではじめに思いつく方法って何でしょうか?

恐らく、食事の回数そのものを減らすことではないかと思います。

 

一日三食食べていたのを二食に減らすとか、甘いものなどカロリーの高い物を極端に減らすとか。

 

僕も初めてダイエットを行おうとしたときは、真っ先にこの二つを取り入れました。

 

しかし、こういった食事制限が却って体重を増やす結果に繋がっていただなんて、その事実を知ってしまったときにはどれほど絶望したことか…!

 

皆さんには同じ間違いを侵さないようにしてほしいです。

ダイエットを行う上での、正しい食事制限について解説します!

 

 

食事回数を減らすことのなにが問題なの?

上記した二つの食事制限、つまり、一日の食事回数を減らすことと、高カロリー食材を極端に減らすことがどうして逆効果なのでしょうか?

 

まずは「一日の食事回数を減らす」ことの問題を解説します。

 

当たり前のことをたずねるようですが…一日の食事回数を減らすとなにが起きますか?

 

…お腹がすく?

 

正解です。

あまりにも簡単すぎて、拍子抜けしてしまったかも知れません。

しかし、「空腹になる」という状態は、思いのほかダイエットには天敵なのです。

 

どうしてでしょうか?

これもあまりにも当たり前ですが、僕たち生命は、お腹がすいているときには知らず知らずたくさんものを食べてしまいがちです。

生きものにとって、空腹とは不快ですから、その不快感を解消するために物を食べるのです。

空腹状態が長く続けば続くほど、生命も脅かされるわけですから、なおさらたくさん食べようとします。

 

しかし、これがダイエットにとってはよくありません。

空腹時に思いがけずどか食いしてしまうと、その分体内の血糖値が急激に上昇するからです。

 

血糖値が上昇すると、細胞にエネルギーを運ぶ「インスリン」というホルモンが大量に分泌されてしまいます。

「血糖値」の血糖とは、血液中のブドウ糖のことですが、僕たちの脳や筋肉、内蔵はこのブドウ糖からのエネルギーによって活動を維持しているので、なくてはならないものです。

このブドウ糖(血糖)を体中に運んでくれる役割を担うものが、インスリンなのです。

 

ですから、血糖もインスリンもそれ自体はとても重要な物なのです。

 

とはいえ、何事も程度問題です。

先述のように、空腹時にどか食いすると、血糖値が急上昇しますから、それを処理するためにインスリンも大量に分泌されます。

このインスリンは筋肉細胞だけではなく、脂肪細胞にもエネルギーを送ってしまうのです。

インスリンには、脂肪細胞で脂肪が合成されるのを促進したり、脂肪の分解を抑制する働きがあります。

こうなると、脂肪が身体につくことになってしまうのです。

 

お相撲さんは太ることも仕事のうちだそうですが、まさにこのような食事法によって体重を増やしているそうなのです。

 

つまり、ダイエット目的で食事回数を減らす方法は、むしろ相撲取りに近づく食事法であった、ということですね…。

 

うーん、痩せようと思って苦しさに絶えていたのに、それが逆効果だったなんて何とも悲しい事実でした。

 

 

高カロリー食材を極端に減らすとどうなるの?

続いては、「高カロリー食材を極端に減らすこと」の問題を見ていきましょう。

 

前提として、カロリーを抑える食事を心がけることは、ダイエットを目的とした場合、何も間違ってはいません。ここは正しいのです。

 

しかし、「極端に減らすこと」が問題です。

 

ダイエットを始めると、恐らく最初は順調に体重が下がっていくことと思います。

特に、頑張って高カロリー食材を制限するわけですから、なおさらです。

体重が下がっていくのを体重計の数字等で確認できると、努力が報われた気がして楽しくもあります。

 

ところが、ダイエットには必ずと言ってよいほど訪れるある危機があります。

 

それが、停滞期です。

 

身体が、カロリーの摂取量が少ないことに慣れてしまい、「低エネルギーでも生きていけるモード」に変化するのです。

そうなると、出来るだけ身体にエネルギーを保存しておけるように、少ないエネルギーで活動できる省エネモードになっていくのです。

 

この省エネモードこそが、停滞期と呼ばれる状態です。

 

この時はとてもダイエットがしんどい時期です。

運動しても、カロリーを抑えても、思うように体重が落ちていかない時期だからです。

 

 

高カロリーなものって、美味しいものが多いですよね?

フライドチキン、ハンバーガー、ピザ、チョコレート、菓子パンetc...

 

こういう美味しいものを頑張って食べないようにしているのに、犠牲を払っているのに、結果が出ない。。。

 

学習性無気力と同じような状態ですよね。

このような状態が精神的に良いはずがありません。

 

人はストレスを感じると、その対処法としてどか食いをしてしまうことがあります。

するとどうなるでしょうか?

 

そうです、インスリンが大量に分泌され、脂肪が作られてしまうのです。

 

またしても、ダイエットのためにと頑張っていたことが、実は太るためへの近道であった、ということなのです。

 

 

ダイエットをするための、正しい食事法!

以上、ダイエットを志したときに、僕たちがやりがちな食事法が、実は却って太る原因であったことを見てきました。

 

では、ダイエットをする上で、効果的な食事法などないのでしょうか?

 

大丈夫です!あります!

 

でも、その方法は僕たちが一般に抱いている感覚とは正反対の方法なので、実際に実施するには抵抗があるかもしれません。

 

しかし、一度慣れてしまえばどうってことはないことばかりですし、むしろ一日の食事回数を減らすことや、高カロリー食材を極端に減らすことに比べればずーっとずーっと楽です!

 

是非、出来るところから取り入れてみてください!

 

正しい食事法その1 間食をする

一日の食事回数を減らすことのなにが問題だったかをもう一度整理します。

 

「空腹になった」→「どか食いした」→「インスリンが大量にでた」→「脂肪がついた」が問題だったのでしたね。

 

つまり、原因は「空腹になった」なのです。

だったら、空腹にならなければよいということになりますよね。

 

そこで、お勧めしたいのが、「間食する」と言う方法です。

 

間食したらその分摂取カロリー増えちゃうじゃないですか!?

 

確かにその通り。

ですので、間食する物は取捨選択しなければなりません。

 

できるだけ、手頃に摂取できて、かつ低カロリーなものが良いでしょう。

僕のオススメは、カロリーメイト、サバ缶、プロテインです。

普段僕が摂取しているものを挙げてみました。

 

ただ、高タンパク低脂質なものなら基本的には何でもいいので、お好きな物をお選びください。

 

上記以外で手頃なものといえば、ゆで卵とかですね。

 

ちなみに、「ゆで卵は一日一個まで!」とか聞いたことがある人もいるかも知れませんが、あれはウソですからあまり気にしないで大丈夫です。

 

厚労省も少し前までは一日当たりのコレステロール値指数として、卵の摂取を一日数個に限定していましたが、2015年からは特に制限を設けていません。

というのも、健康な人の場合、食事でコレステロールを摂取したとしても、体内で調整されて一定量に保たれるからです。

 

「ゆで卵は一日一個まで!」と言うふうになぜ言われるようになったこというと、昔、ウサギに卵を食べさせてコレステロール値を測定したら、相当量増加することが研究の結果分かったからなのです。

 

でも、よくよく考えてみて、ウサギのデータを人間にそのまま当てはめることがおかしいことであることはすぐにわかりますよね?

ウサギは草食動物で人間は雑食です。内蔵の作りがそもそも違うのです。

 

人間はウサギのようにコレステロールを溜め込みすぎてしまうなんてことはありませんので安心してください。

 

 

間食する際にオススメの食事を挙げましたが、ダイエットを考えるのなら、普段食べる物も出来るだけカロリーは抑える方がよいことは言うまでもありません。

同じ「お肉」を食べるにしても、揚げたお肉ではなく、蒸したお肉にするとかにして気をつけていきましょう!

 

正しい食事法その2 高カロリーなものを好きなだけ食べる

次に紹介する正しい食事法は、「高カロリーなものを好きなだけ食べる」です。

 

「高カロリーなものを好きなだけ食べる」とだけ書くと、今までお話ししてきたことと真っ向から対立するので混乱してしまうかも知れませんが、そういうことではありません。

 

確かに、高カロリーなものを「いつも」食べていたら絶対にダイエットにはなりません。

食べるタイミングにコツがいるのです。

 

では、どんなときになら「高カロリーなものを好きなだけ食べてもよい」のでしょうか?

 

ずばり、「停滞期」です!

 

停滞期は、今までのカロリー制限によって「もうカロリーをたくさんは摂取できないんだ!大変だ!エネルギーを節約しないと!」と身体が勘違いしている状態です。

 

停滞期を脱するには、身体の誤解を解いてあげないといけないのです。

この時期に痩せないからといって更に無理して頑張ってカロリー制限をすると、身体の誤解を更に深めてしまうこととなってしまいます。

 

ですから、停滞期にこそ、計画的にあえて高カロリーなものを好きなだけ食べることが求められるのです!

 

ダイエット中なのに、好きな物を我慢せずに食べて良いんですね!むしろその方が良いだなんて!

 

そうなんだ。こんなふうに、身体の誤解を解くためにあえてカロリーを気にしないで食事をとる日のことを「チートデイ」と言うよ!

 

なんとも魅力的なチートデイ! ただし注意点があります。

それは、「チートデイは一日だけ」ということです。

 

身体は誤解を解くために一日使えば、すぐに納得してくれる物わかりのいいヤツなのです。

 

2日、3日とチートデイを作ってしまうと、また太ってしまいますからご注意を。

 

 

あと、「好きなだけ食べて良い」と言われると、本当に際限なく食べてしまいそうで怖い!という方は、ある程度目安を決めておけるとよいでしょう。

 

よく言われる総カロリーの目安は、自分の体重×40キロカロリーです。

体重が60㎏だとすると、2400カロリーですね。

 

これくらい食べることができるなら、揚げ物もデザートも気にすることなく食べれそうですね。

 

とはいえ、ダイエット初心者にとっては「停滞期が来るまで甘い物はお預け…」という状態も結構なストレスになるでしょう。

ですので、最初は「一週間に1回はなにを食べてもいい日」と言う感じで、比較的ラフにチートデイを設けても良いでしょう。

 

ただし、一日だけですよ!

 

 

さて、チートデイに何を食べましょうか?

 

 

余談 マンガの紹介

ダイエットは正しい知識のもとで行うことが近道です。

そのためには結構な勉強をする必要があるのですが・・・面倒くさいですよね?

 

そんなときにオススメなのが、このマンガ!

最近アニメ放送もされ始めたのでご存知の方もおられるかも知れません。

数人の女子高生がジムに通いながら、各々の目的のために身体を鍛える内容のマンガです。

マンガに出てくる解説がかなり専門的だし、マンガの性質上絵を使って説明してくれるのでとても分かりやすいです。

 

なぜかダイエットの解説のときはちょっとエッチな絵になるので、男性陣は嬉しいかも?笑

ざっくり分かるファイナンス

 

本書を読むことで、本当にざっくりと会社経営者の意思決定のプロセスをしることができます。そのプロセスは日常生活にも大いに活かすことができそうです

 

本書は、日産自動車の財務部で勤務していた著者の経験を踏まえつつ、具体的かつ分かりやすくファイナンスについて解説してくれているものです。

 

本書によれば、

ファイナンスとは、ひと言で言うと、「企業価値の最大化」をかはるための意思決定に役立つツール(道具)。

P6

とのことです。

ツールということですから、使い方さえおさえれば、立場によらず(経営者であろうがなかろうが)それを使いこなせる可能性があるということです。 

 

会計とファイナンスの違いは大変分かりづらいものですが、本書はその区別についても明快に説明をしてくれています。

一番の違いは、会計は「利益」を扱い、ファイナンスは「キャッシュ」を扱うということです。

P14

 

利益とは売り上げから費用を引いたものですが、これは商品(物)の動きがあった時点で認識されます。つまり、今月の売り上げが来月に支払われる、という契約であっても、会計上は今月の時点で認識されるのです。

 

一方、ファイナンスは純粋にお金の流れでもって認識されます。つまり、今月いくら売り上げたとしても、まだ入金が済んでいなければ今月はファイナンスになんの変化も生じません。

 

ここからわかる会計とファイナンスのもう一つの違いは、会計が過去を扱うのに対して、ファイナンスは未来を扱うということです。

 

会計が扱う利益は、過去に行った行為の結果です。

一方、ファイナンスは「どうお金の流れを作るか」を考える未来志向の行為です。

投資などはその最たるものでしょう。設備投資にお金がかかるとしても、その設備導入により将来生産性が上がるのであれば実施すべきです。

 

 

本書はそのタイトル通りファイナンスに関するものですが、その第一章は、ファイナンスと切っても切れない会計、特に「財務会計」について詳しく説明をしてくれています。

本書を読めば、決算書(バランスシート、損益計算書キャッシュフロー計算書のいわゆる財務三表)の構成要素についての理解の基本がおさえられると思います。

(ファイナンシャル・プランナーの試験にも財務三表についてはよく問われるので、個人的には大変勉強になりました)

 

続く第二章では、コーポレートファイナンスについて書かれています。

コーポレートファイナンスとは、

投資に関する意思決定(投資の決定)と、その投資に必要な資金調達に関する意思決定(資金の調達)と、そして運用して得たお金をどう配分するかという意思決定(配当政策)、これら三つの意思決定にかかわるものP66

とのことです。

 

経営者は常に上記した意思決定を求められます。

信頼に足る意思決定をすることが出来れば、投資家は「ここはよい企業だろう」と判断してくれやすくなるので、リスク認識が下がります。

株の配当は、リスク認識が高ければ高いほどハイリスクハイリターンの原則で高くなりますから、経営者側からすれば、信頼を勝ち得ることが出来れば配当金を抑えることができます。

これも一つのコストカットです。

 

商売だけではなく、一般の人間関係でも同じことが言えそうですね。

普段から信頼を得るような誠実なつきあい方をしている方が、何かと都合がいいのです。

 

第三章では、お金と時間の関係について述べられています。

「お金の時間価値」とは、簡単にいってしまえば、「明日のお金より、いまのお金の方が価値がある」

P124

というのが、お金と時間の関係です。

 

お金は運用していける性質を持っているので、投資に回すのが早ければ早いほど利益を生み出す可能性をもっているからです。

本書にも

キャッシュを受け取る場合は、なるべく早く受け取った方がその分、利息を稼ぐことができるのでお得です。

P130–131

とあります。

 

このあたりのことは、僕も記事にしているので参考になさってください。

 

 

第四章では、フリーキャッシュフローの観点から企業価値を最大化させる方法についての記載があります。

運転資金のマネジメントなどでそれを目指すようです。

ただ、この部分の話は株式を発行しているような大きな企業に主に関係する話なので、個人開業をしているような僕たち心理カウンセラーにはあまり関係のない話かもしれません。

 

第五章は、経営者がどのような事業に投資をすれば企業価値を高められるかについて書かれています。

ここも第四章同様、大きな企業に関係する話ではあるのですが、

世の中の経済活動は、すべて「価格と価値との交換」です。つまり、支払う価格よりも価値の高いものを常に手に入れ続けることが、経済的に豊かになるということなのです。

P174

とある通り、日常の意思決定にも参考になる話です。

自分にとって価格以上の価値が見込めるものであれば、購入すればよいのです。

 

常々思うのですが、お金のことを勉強すると「価格」以上に「価値」が重視されていることに気づきます。

僕たち心理カウンセラーの業界はあまりお金の話をしません。タブー視すらされています。

しかし、心理学においても近年は「価値」が重視されてきています。アクセプタンス・コミットメント・セラピーなどはその典型でしょう。

こう考えると、お金の話と心理学の話はそれほどかけ離れたものとは言い切れません。

「価値」という精神活動は経済活動に不可欠だからです。

 

行動経済学」を勉強したことがある方には、この手の話は伝わりやすいかも知れませんね。

心理学にもお金の話にも興味ある方は、一度行動経済学も勉強されてみると面白いですよ。

お金に的を絞った心理学の話として読むことが出来ます。

僕のオススメはこちらです。

 

 

最終章の第六章では、お金の借り方・返し方について、レバレッジ効果を踏まえつつ分かりやすく書いています。

レバレッジとはテコのことです。重い物もテコを使えば持ち上げやすくなりますよね?それと同じで、自分の手持ちの資金だけでは買えなかったもの(例えば家)も、銀行などでローン(レバレッジ)を組むことで、買えるようになります。

FXなどもレバレッジをかける投資手法としては有名です。

 

以上のレビューを読んで「難しそう」と思われたかも知れません。

しかし、本書の特徴の一つなのですが、 要所要所に【おさらい】があります。これがあることで定期的に話の復習ができ、無理なく読み勧められます。【おさらい】のなんと分かりやすいこと…!

 

編集後記僕は普段、心理カウンセラーとして勤務しています。しかし、ファイナンシャルプランナーの有資格者でもあります。その関係でタイトルに惹かれて手に取ったのが本書です。

同じファイナンスを扱うものでも分野は多岐に渡ります。ファイナンシャルプランナーの試験ですら、実は一番簡単な3級の試験でも個人資産相談業務、保険顧客資産相談業務、資産設計提案業務の三種類もあるのです。
しかし、「経営」に関するものはありません。経営からの視点からもファイナンスについて勉強したいと思っていたので本書を手に取ってみたのです。

結果的に、今まで勉強してきたことと重なるところはもちろんありましたが、経営者視点でファイナンスについて学べたのは大きな収穫でした。
それ以上に「日常にも活かせる考え方だ」という発見があったことが大きかったです。
生産的な生き方をするヒントが本書には詰まっています。