【心理カウンセラー必見】賃貸と持ち家、結局どっち?への答え その1
リヒト(@r2209)です。今日からは「家」について考えて行きましょう。「保険」「車」に続く、3大支出です。
家は支出って言っても、持ち家はローンを払い終われば自分のものになりますから資産になりますよね。憧れるな〜マイホーム!
ココロちゃん、「資産」を経済的な物差しで言っているのであれば、必ずしもそうではないよ。
車同様、家はその人それぞれの考えがあるから、どんな物差しで考えるかでその価値は変わってくることに間違いはないけどね。
いやいや騙されませんよ!だって、持ち家は間違いなく物として残るじゃないですか!
- 賃貸か、持ち家か。それが問題だ
- 「賃貸に払う家賃と同じだけ払うなら、資産として後で返ってくるから分、持ち家に払うローンの方がお得」?
- 賃貸は、持ち家に比べて資産を守りやすい
- 家賃交渉もできる
- そんなことして大丈夫?注意点もある
- 退去時のトラブルシューティング
賃貸か、持ち家か。それが問題だ
「賃貸vs持ち家」論争。これは見る資料によってホント千差万別ですよね。
僕もこの記事を書くにあたっていくつかの情報に目を通しましたけど、結局「こっち」という正解はないみたいです。
大きな買い物だし、長く使用するものだし、夢も詰まっているし。色んな物差しが混在していて、その中で考えていたら答えがでるはずはないですよね。
しかし、「経済的価値」のみから考えた時、僕自身は「絶対に賃貸」だと考えています。
ココロちゃんの言うとおり、持ち家だと形として残るので、結局は持ち家のほうがお得なような気もしないでもありません。
でも、本当にそう言い切れるのか、一緒に見ていきましょう。
「賃貸に払う家賃と同じだけ払うなら、資産として後で返ってくるから分、持ち家に払うローンの方がお得」?
よく、「賃貸は家賃が手元に残らないし、同じ分のお金を払うならローン返済後に家が資産として残る持ち家の方がお得」と言われます。
似たような説明を不動産の人に言われた方はいませんか?それで家の購入を決めた人も多くいるのではないでしょうか?
しかし、この言説、“日本においては”誤りなんです!
車の話をしたときにも指摘しましたが、「資産」と言えるためには「買ったときよりも売ったときの方が高い」ということが求められます。
家が資産としての価値があるかどうかは、一概には言えず、少なくとも今の日本は家の需要がかなり低下していますから、買い手がいないんです。つまり、買った家はそう高くは売れません。
売りたいときに売れなかったら、その家はずっとそのままにしておく必要があります。その間お金がかからないのなら問題はないでしょう。
しかし、固定資産税はかかるし、時間の経過と共にものは劣化します。そうなれば修繕費も当然かかります。いらない物に対してお金がかかるわけです。
家を壊せば、固定資産税は安くなります。しかし、その壊すのにもお金はかかるわけです。
「相続できる」という人もいますが、資産価値のないものを相続されても相続人は困るだけです。
とまあ、持ち家についてのリスクを話すと切りがありません。
以上以外の持ち家についての経済的なアレコレはまたの機会にすることとして、今回は僕が「絶対に賃貸」と考える理由についてみて行きましょう!
賃貸は、持ち家に比べて資産を守りやすい
持ち家と異なり、賃貸にはお金を「守る」手段が結構あります。
まず、地震保険に入る必要がありません。借りている家であって自分の家ではないのですから当然ですね。
火災保険には賃貸であってもは入りますよね。おそらく多くの方は入居時に大家さんや不動産会社に勧められた保険に入っていると思います。
ただ、この火災保険。別に大家さんや不動産会社に紹介された火災保険に入らなくてもいいんです。
多くの場合、紹介されて入った保険は仲介手数料が含まれているので、ちょっと割高になっているはずです。
なので、そういった料金がかかっていない割安な保険を自分で探し、その保険会社と契約を結べばOKです。
そうするれば、仲介手数料がかからない分お得になります。
え?そんなことしてもいいんですか?
紹介された保険じゃなきゃ入居できないということはないんだよ。
ただ、賃貸借契約書の特約に「当社指定の保険会社に加入すること」などとあることもあるみたいなので、それは最初にチェックしといてくださいね!
家賃交渉もできる
あとは、賃貸であれば、家賃交渉もしようと思えばできます。
物は全部そうですが、建物も時間が経てば必ず古くなります。「歴史的価値」があるものは別ですが、古い物ほど価値が低くなるのは誰でも納得できることでしょう。
家賃も同じです。
同じアパートでも、入居の時期が違えば家賃も違うことがあります。
例えば、あなたが202号室に家賃7万で住んでいたとしても、同じ間取りの203号室に住んでいる人の家賃も7万円である、とは限りません。
入居した時期があなたよりも最近であれば、その分家賃が安くなっているかもしれないのです。
ですから、折りをみて不動産会社のホームページなどをチェックし、自分のアパートの家賃の相場がどうなっているかを調べてみることをオススメします。
その価格次第では、自分が入居し続ける場合でも交渉をして家賃を下げてくれることもありえます。
そんなことして大丈夫?注意点もある
そんなことして大家さんに怒られないですか?
家賃の増減額請求権といって、普通に認められているよ。
ただ、もちろん相手も人間だから、こっちの態度次第では相手を不快にしてしまうこともあるよね。けど、そういう時こそアサーションだよ(笑)
このブログ、心理学の用語持ち出せばいいと思ってません?(笑)
家賃交渉、やってみる価値は十分にあるかと思います。
大家さんからすれば、部屋を出て行かれることは結構面倒なんです。どうしてかというと、新規入所者を募集しないといけない、そのためには広告費がかかる、リフォームしないといけない等があるからです。
こういった負担を考えれば、多少家賃を下げても長く住んでくれる方が有り難いものらしいです。
ただし、部屋が埋まりやすい時期なので、3月・9月の交渉は避けるのがベターです。
こうやって、家賃をうかすことができれば、その分は実質「資産」と考えられます。
持ち家じゃなくても資産を増やすという発想を持つこともできるんですね!
退去時のトラブルシューティング
余談ですが、賃貸から退去する際は、国土交通省の「賃貸住宅紛争防止条例&賃貸住宅トラブル防止ガイドライン」に目を通しておいてください。
国土交通省のサイトを記載しておきます。
www.juutakuseisaku.metro.tokyo.jp
修繕費はいくらまで請求できるのかなどがこのガイドラインで決められています。
もし法外な修繕費を請求されてしまったら、以上のガイドラインを根拠に応えないようにしましょう。
ガイドラインに書いてあることを何となくでも知っておけば、余計な修繕費を払わされるトラブルに巻き込まれにくくなると思うので覚えておくとよいと思います!