【心理カウンセラー必見】ガン保険に入る前に知っておきたいこと
リヒト(@r2209)です!心理カウンセラー(臨床心理士・公認心理師)でもあり、FP(ファイナンシャル・プランナー)でもある僕だからこそ心理職の方にお役に立てることがあると考えています!
今日はガン保険について考えていきましょう。
前回の記事では、「基本的に医療保険はいらない。なぜなら、高額療養費制度があるから」というお話をしました。
高額な医療費が仮にかかっても、一定額までの負担で済むなんて知りませんでした。でも、やっぱりガン保険には入っていた方がいいですよね?CMでもたくさん流れているし……。
ガン保険のCMは保険会社が流すわけだから、そりゃ加入するように促すよね。けど、加入する前に僕の話も参考にしてみてくれたら嬉しいな。入るかどうかはそれからでも遅くはないと思うよ。
「2人に1人がガンになる」の真相
ココロちゃんと同じように、ガン保険には入っていた方が良いと思っている人も多いのではないでしょうか?
よく聞く理由として挙げられるのは
「2人に1人がガンになる」というものでしょう。
「保険は“いざ”という時のためのもの」という原則から考えても、ガン保険に入るのはあながち間違った選択ではないように思えます。
実際、生涯にガンと診断される確率は、男性の62%、女性の46%だそうです。
これは初めて聞いたときは僕も驚いたんだけど、理論上、ヒトの寿命が∞になったら、いつか必ずガンになると言われているらしいよ(なるのが1年後か、はたまた120億年後かはわからないけれど)。人はいつか必ずガンになるようにプログラムされているみたい。
え!?だったら考えるまでもなく保険に入っていた方がいいじゃないですか?
「ココロちゃんの言う通りだな。ガン保険には入った方がよさそうだな」と、皆さんも思うかも知れませんね。
けれど、結論を出す前に考えて欲しいのが「いつガンになるか」ということなんです。
ガンに“なる”確率は30〜40代の男性の0.5%、60代までになる確率は10%以下です。
「2人に1人がガンになる」と聞くと、どの世代でもそうなるのかと思ってしまいがちですが、「2人に1人がガンになる」のは80代になったあたりから。
全年代をまたいでガンになる確率を考えると、その確率は非常に少ない、と考えるべきです。
以下に、国立がん研究センター がん対策情報センター がん統計・総合解析研究所の片野田耕太さんの出したデータをエビデンスとして挙げておきます。
https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2017/0920/press_release_20170920_02.pdf
しかも、先ほど書いたことをよく見てくださいね。
ガンに“なる”確率であって、“死ぬ”確率ではないんです。
ガン保険に入れば安心?
「そんなの当たり前じゃないか」と言われるかもしれないけど、ガン保険に入っても「ガンを治してもらえる」という訳ではないんだよ。
ガン保険に入って「安心」と感じる人の中には少なからず、どこかでそういう気持ちを知らず知らず持ってしまっている人もいるだろうと思います。
また、ガン保険で保証されるのが入院や手術だけ、というものがほとんどという点も、僕がガン保険には進んで加入する必要が無いと考える理由の一つです。
今の日本の医療はめちゃくちゃ進んでいて、1日手術してすぐに退院できるようなものも多いんです。貯蓄で支払える程度の医療費で済むかもしれません。
ガンの罹患率は上がっている 。が…
確かにガンの罹患率は上がっています。
でも先ほどの「ヒトは必ずガンになる」というのを思いだして欲しいんです。
そう、実は、高齢化の影響で増えているようにみえてるだけなんです。ガン保険に入るのではなく、煙草をやめてその分貯蓄や心理臨床の自己研鑽費(自己投資)にまわしてもいいんじゃないかな、と思います。
検査の精度が上がっているから数字上増えているようにみえている、というのもあります。
ここら辺の話は発達障害が増えているという理屈と通じるものがありますね。
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