心理職でもできる資産形成と運用

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FP×心理Thによる資産にまつわるアレコレのお話

【心理カウンセラー必見】経済的資産を「守る」のまとめ

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リヒト(@r2209)です。いったん、資産を「守る」についてのまとめをしておきたいと思います。

 

 

色々見てきましたから、頭が混乱してます…。

 

そうだね。しっかり復習していこう!

 

 

心理カウンセラーの“お金”事情

まず、僕たち心理カウンセラーの平均的な年収は、サラリーマンの人達に比べて低い、という現実を受け入れるということが何よりも重要です。

 

もちろん、社会に向けて僕たちの仕事の重要性を発信して(最近、保育士さん達は精力的にそれをしている)給料の底上げを目指すのは大切です。

しかし、それにはどうしても時間がかかります。

 

1人ひとりでまずはやっておかなければならないこともあります。

 

資産形成に関して「自助」が求められる現在、僕たちはより一層の意識を持ってそれに努めないといけないのです。

 

僕たち心理カウンセラーは、お金の話をタブー視してきたと思うんだ。

 

友達の誕生日に「現金」をプレゼントする人はあまりいないですもんね。こんな風に、私達は「情緒的な交流に、お金を直接介在させてはいけない。それは卑しいこと」と小さい頃から教えられてきましたよね。

 

そうだね。その点、僕たち心理カウンセラーの仕事は、まさに情緒的な交流こそを業としているから、なおのこと一層お金のことを話せない空気があったと思う。

 

そう思います。けど、自分たちの基盤がしっかりしてないと、クライエントの方々の力にはなれないですよね。 

 

まさにそうなんだ。ただ、このブログでは今話をしている「経済的資産」以外にも、「身体的資産」「対人的資産」についても話してくつもりだから、楽しみにしていてね!

 

まずは保険の見直し

ここでいう「守る」とは、支出を抑えることと節税をさします。

3大支出とよばれているのは「保険」「車」「家」です。以下、この3つの支出にどうアプローチしていくとよいか、まとめてみたいと思います。

 

このブログで挙げた支出の多くは固定費です。固定費は、一度カットすることができると長期的な有利になります。

 

医療保険

まずは、医療保険

これは、入らなくても大丈夫です。

僕たちが既に入っている公的医療保険はとても優秀で、かなりの部分をそれで保証できるからです。

大きな病気や怪我をして高額な医療費になったときにも、高額療養費制度を使えば、どれだけ高額になっても(年収にもよりますが)だいたい8万円程度の負担で済ませる事ができます。

 

 

 

ガン保険

ガン保険も、医療保険と同じく入る必要性はあまりないと思います。

「二人に一人がガンになる」という言説は、半分正解半分間違いというもので、保険に入るように促すアジテーションに使われがちです。

 

しかし、生涯におけるガンの発症率はそれほど高くありません。

 

 

 

病気や怪我で働けなくなったときの保険

病気や怪我で働きたくても働けなくなることもあります。

そういうことになったら、当然生活費も工面できなくなるので、保険の必要性は高そうです。

 

しかし、健康保険に入っている人は特にこの手の保険に入る必要はありません

なぜなら、傷病手当金があるし、雇用保険もあるからです。

 

ただ、国民健康保険に入っている人は傷病手当金の制度がありませんので、所得補償保険や共済に入っていると安心かも知れません。

 

 

 

生命保険

生命保険は、守るべき家族がいる人は絶対に入りましょう

ただし、貯蓄型の生命保険(終身保険)ではなく、掛け捨て型の生命保険に入って下さい。

なぜなら、貯蓄型の生命保険は、「利回りの悪い投資信託」だからです。

 

ただ、どうしても自分で投資をするのが嫌な人は、貯蓄型の生命保険に入るのも悪くない選択です。

 

 

 

学資保険

子どもの将来に備えた保険ですが、これも貯蓄型の生命保険の一種ですので、上述と同じ理由が適応されます。

僕自身は特に入る必要性をあまり感じません

 

 

 

火災保険

火災保険には絶対に入りましょう! 

 

 

地震保険

火災保険の特約としてつける保険で、地震保険単体で契約することはできません。

地震保険は何とも微妙な保険で、入る入らないはケースバイケースです。

 

家そのものを地震による火事や損壊をしない造りにしておくのも手かと思います。

 

 

 

自動車保険

対人・対物賠償保険には絶対に入りましょう

これは、被害に遭わせてしまった人への保険です。

 

一方、車両保険に入る必要性はありません。車が故障したら自分で直すくらいの貯蓄は最低限しておきましょう。

 

 

 

浪費を抑える

3大支出の残り二つは、「車」と「家」です。まずは「車」を見ていきましょう。

 

車も家も、どんなものを使用するか、どう使用するかには色んな価値観が混在し、一概に「こうしたらいい」という結論はでません。

 

ここでは「経済的価値」にそって考えた上での考えをまとめます。

 

「経済的価値」に沿って考えた時、車の本来の機能である「移動」以外の機能は全て浪費です。

従って、本当に車は必要か?をよく考える必要があるでしょう。

都心部に住んでいる人はもしかしたら、必要ないかも知れません。

交通にどうしても必要な人も、新車である必要はないかもしれないし、電車やバスを使えば済むかもしれません。

 

車はとっても高いのです。

 

なお、車がなければ、自動車保険に入る必要はなくなります。

 

 

 

 

 

よくある「マイホーム vs 賃貸」に結論は出ません。色んな価値観があり、どの価値観から考えるかで答えが変わるからです。

ここでは、車同様、「経済的価値」にそって考えます。

 

日本においてはマイホームは資産価値がないので、負債になります。

ゆえに、賃貸の方がトータルの経済的利益は有利になる事が多いです。

 

賃貸の方が、いろいろ自由が効く、というのも経済的価値に寄与します。

 

 

 

 

 

 

 

節税

僕たちはみんな納税をしています。それは国民の義務だからです。

しかし、僕たちはあまり税の教育を受けていません。なので分からないことばかりです。かといって、分からないままにしていると、大きな損をしてしまうことも。。。

しっかりと考えていきましょう!

 

年末調整と確定申告

働き方によって、納税の仕方が年末調整か確定申告かが変わります。

 

 

 

 

 

給与所得だけの人は基本的に年末調整ですので、自分で何かする必要はありません。

しかし、年収が2,000万円を超えていたり、2個所以上の勤務先がある人は自分で確定申告をします。

 

 

控除

年末調整や確定申告などの際、何かのおりに支払ったお金、例えば地震保険に支払ったお金が所得から差し引かれ、その分税金が安くなることもあります。

 

何が控除になるか、どんな控除があるかを知っておくととても有利です。 

 

 

 

 

経費

給与所得だけの人はあまり経費には縁がないかもしれません。

しかし、個人で開業しているような人や、副業をしている人にはとっても大切なものになります。

 

 

 

特に、青色申告をすると、控除だけではなく、経費として認められる分も増えるので、有利です。

 

 

 

 

ふぅ…。一気にまとめたけど、復習になったかな?

 

はい!

 

じゃあ、今度から「稼ぐ」の話に移ろうか。僕たちのこれからの働き方の話だよ。