【心理カウンセラー必見】医療保険に入る必要のない人、入る必要のあまりない人
リヒトです!
資産を「守る」について今日からは具体的なものを取り上げながら考えて行きたいと思います。
前回、「3大支出」の話をしたけど、ココロちゃん何だったか覚えてる?
はい。「車」「家」、それから「保険」ですよね。
でも、この三つってどれも生活に必要だと思いますから、あんまり「守る」対象って感じがしないんですが…。
そこが大きな落とし穴なんだ。一緒に考えて行こう。
ただ、これはあくまでも僕の個人的な考え方であって、最終的にどうするかはみんながそれぞれで判断して欲しい。
本当に民間の医療保険に入る必要があるのか
3大支出でである「家」「車」「保険」にメスを入れると大きな「守る」になりえます。
僕が学んだFP(ファイナンシャル・プランナー)の教科書では、家のことよりも保険のことを先に学んだので、その目次の順番に従ってまずは「保険」の話からしていきたいと思います。
なお、「車」はFP2級の試験には出ないですが、「家」と考え方は一緒なのでこのブログでも扱っていきますね。
ところで、保険にはどんな種類があるかご存知ですか?
ざっくり言うと、
生命保険(学資保険含む)
損害保険(車の事故、火災・地震)
あたりかなと思います。
これら全部に入っているという心理職の方もいるのではないでしょうか。
結論から言います。基本的に全部入らなくてもいいです。基本的には。
えーー!そんなこと言って、病気や怪我をしたらどうしたらいいんですか?
ココロちゃんの不安ももっともですね。けれど、「基本的に」と言ったことを思い出してください。
保険は“いざ”という時にはとても役に立つものです。でも、“いざ”というとき以外のものに保険をかけていたとしたらそれはもったいない事の方が多いかも。
保険はあくまでも“いざ”という時のためにかけるものです。
では、どういうことか、少しずつ解説していきますね。
今回は民間の医療保険についてです。
医療保険(ガン保険含む)には入らなくてもいい
まずは医療保険について考えて行きましょう。
これはがん保険含めて“貯蓄型”(ここ大事です)の保険は、ほぼ全ての人は不要です。
なぜなら、もうすでに僕たちは全員世界でトップクラスの公的保険に入っているから、です。
日本の医療技術は世界でもトップクラスって言いますもんね。
でも、その分医療費は高くなっちゃうんじゃないですか?
大丈夫。日本の公的医療保険には「高額療養費制度」というものがあるんだ。
こうがくりょうようひせいど?初めて聞きました!
高額療養費制度とは?
僕たちは「国民皆保険」の元、必ず公的医療保険に入っていることになっています。
医療保険には大きく二つがあって、健康保険と国民健康保険です。お手持ちの保険証を見たら自分がどちらに加入しているかはすぐに分かりますよ。
詳しくはいずれお話ししますが、僕たち心理職の働き方から言うと、
どこかの企業に比較的長い時間勤めている方は健康保険、開業していたり、3個所程度の勤務先を非常勤で掛け持ちしている心理職の方は国民健康保険であることが多いかと思います。
健康保険と国民健康保険は微妙に制度が違うのですが、今から考えて行く高額療養費制度はどちらの医療保険でも利用する事ができます。
この高額療養費制度とは、医療費がある一定額以上になった場合、その一定額を超えた分の医療費は返金される、というとても有り難い制度なんです!
高額療養費制度を使えば、仮に医療費に100万円かかったとしても8万円程度の支払いで済みます!
一定額は保険者の月収によって差があります。以下の表を参考にしてください。
https://hoken-kyokasho.com/kougaku-shinseihouhou から引用させていただきした。
僕たちの心理職の平均年収から考えると、57,600円で済む人も多そうだね。
うーん。。。なんとも複雑な気持ちになりますね(苦笑)
けど、高額療養費制度があれば、特に民間の保険に入る必要がない気がしてきました。
とはいえ、この制度ももちろん万能ではありません。
例えば、差額のベッド代は出ません。個室でゆっくりと療養したい場合には、民間の保険に入っている価値は十分にあります。
ただ、ある意味でそれは「贅沢費」ですので、それを賄えるだけの貯蓄をしておけばいいのではないか、というのが僕の考えです。
あとは、病気になってからのことを考えるのではなく、そもそも病気になりにくい生活をすることに投資したほうがいいように思うな。バランスのよい食事、運動。そして心理職仲間で楽しく勉強するとかね。
そういう考え方もありますよね。そういえば、リヒトさん!今仕事のことで悩んでいることがあって……。今度ケースについて相談させてもらっても良いですか?
もちろんOKだよ!
次回は「ガン保険」について検討する予定です。