気づけば1年に100冊以上本を読むためのコツ7選
リヒト(@r2209)です。
僕は1年に100冊以上の本を読むという生活を、もう10年以上続けています。
1年に100冊以上の本を読むという生活を10年以上続けているといっても、特に自分に課したノルマとしてそうしているというわけではなく、気がついたら100冊を超えているという感じです。
ですから全く苦ではなく、もはや習慣と化しているのです。自分にとっては自然なことなのです。なんら意識しているようなものではありません。
ですが、このことを知ったある方から「是非そのコツを知りたい」とリクエストを頂きました。
確かに、本をたくさん読めることはメリットはあってもデメリットは一つもありません。多くの人が「出来ればたくさん読みたいんだよなぁ」と思っておられるのではないかと予想します。
そこで今回は、僕がどうして1年に100冊以上も本が読めるのか、自分の習慣を客観的に見つめてみて、「あぁ、言われてみればこんなことに気をつけているのかもな」と気づいたことをまとめていきたいと思います。
何かしらの参考になれば幸いです。
それでは行きましょう!
- 1、図書館を利用しまくる
- 2、貸し借りできる仲間を増やす
- 3、「本を読む時間を優先するんだ」と決めてしまう
- 4、積ん読しない
- 5、youtube視聴はすごくオススメ
- 6、経費を使う
- 7、本を読みながら他の事をする
- まとめ
1、図書館を利用しまくる
まずは何と言ってもこれでしょう。
図書館なら何処でも構いません。
僕は大学院を卒業後、しばらく出身大学の近くに住んでいました。そういった理由もあり、卒業生ならば年会費を払うことで大学の図書館を利用できるカードを発行してもらい、そのカードを使い倒す!というようなことをしていた時期があります。
大学の図書館なので当たり前なのですが、たくさんの専門書が揃っているので大変助かりました。
その後引越をして母校に行く機会がなくなってしまったのでカードは解約してしまいましたが、充分に年会費の元は取れました。
引越後は市営図書館のカードを作りました。
市営図書館は全部無料です。カードを発行する事はもちろん、本の貸し出しも全部無料!
まぁ「無料」と言っても、厳密に言えば我々が支払った税金でこのような仕組みが成り立っているのでが・・・(笑)
いずれにせよ、せっかくの無料なので(税金の払い損になってしまうので)、利用しない手はないですよね!
市営図書館で本を借りるときにはちょっとしたコツがあります。
市営図書館は非常に多くの方が利用します。 ですから、人気の本は「300人待ち」なんてことも普通にあり得ることです。
そんな本ばかりを貸し出し予約したら、自分の手元に本が届くのが何年先になるかわかったものではありません。
それに、何年後かに手元に来たとしても、もうその本の市場価値はかなり落ち込んでいる可能性も高いです。 待っている間のその時間は、機会損失をしていることになる、ということです。
いくら金銭的には「無料」で借りられるとしても、結果的に損をしてしまいます。本にも賞味期限があるのです。
ですから、あまりにも貸し出しにまで時間がかかってしまう本は大人しく購入する方がよいだろうと僕は思います。
このように、「借りたい本が自分の手元に来るのはだいたいどれくらいの時間を要するのか?」を考えながら、借りたい本をリストアップするのがコツです。
僕が利用している市営図書館は最大で10冊の本を予約しておくことができます。
僕はそのうち5冊は「比較的早く届くだろう本」、残りの5冊は「少し待つだろうが、そこそこ興味のある本」に分けて予約します。
「比較的早く届くだろう本」は、貸し出し予約をしている人数が0〜5人程度の本です(本の貯蔵数が20冊あり、待っている人が100人の場合も、5人程度の待ち人数と考えます)。
「世界一わかりやすい会計の本」的な勉強系の本や、時代の洗礼を受けた「名著」と呼ばれる本は貯蔵数も多いために、こちらの本に分類されることが比較的多いです。
一方、「少し待つだろうが、そこそこ興味のある本」はそれ以上に待つ本で、だいたい10〜20人くらいが待っている本です。
このようにして、借りたい本を「比較的早く届くだろう本」と「少し待つだろうが、そこそこ興味のある本」とに分け、「少し待つだろうが、そこそこ興味のある本」が届くまで、「比較的早く届くだろう本」を読むことで時間を使います。
そうすると、図書館から自分の手元に本が届く時間を限りなく少なくすることが可能になります。
え?「めっちゃ興味ある本はどうするんだ?」ですって?
それは先ほどご紹介したように、本屋さんで購入するのです。
待ってる時間がもったいない。
2、貸し借りできる仲間を増やす
これもとってもオススメです。
全部自腹を切って本を買えるだけの経済的余裕のある方なら問題はないですが、そんな方ばかりではないですよね。
そんなときは、同じ本好きな仲間を作って、その仲間内でシェアするのがオススメです。
図書館の利用だけでもいいっちゃあいいのですが、図書館は貸し出し数や貸し出し予約数が限定されていますし、そもそも誰かが借りてしまっていることもありますから、必ずしも「読みたい」と思うときに読めないことがあります。
ですが仲間がその本を持っていたら、すぐに読める可能性が高まります。
3、「本を読む時間を優先するんだ」と決めてしまう
これも非常に大事かと思います。
僕はとにかく本を読むのが好きです。本を読んでいる間はとても幸せになります。読んでいる本がとても素晴らしい本なら尚更です。
ですから、僕にとって「本を読む時間」は非常に重要で、1日や一週間の過ごし方の計画に、あらかじめすでにこの時間を組み込んであります。
例えば、勤務先に早めに出社して勤務が始まる前の時間は本を読むと決めています。
お昼の休憩時間も、ご飯を食べ終わった後に眠くなければ本を読むと決めています。
仕事から帰って帰宅したら、火曜日と金曜日は本を読むと決めています。
このように、もう「本を読む」ありきでスケジュールを組んでいるのです。
「忙しいから本を読む時間がない」という人は、結局その人の中で本を読む価値が他の事に比べて低いだけなのです。
1日24時間という時間配分は、誰にとっても平等です。
時間は与えられるものではなく、自分で作っていくものなのです。
「忙しい」は単にタイムマネジメントが下手だから、そう感じているのかもしれません。 本当にしたいことのためには、人は時間を作る努力をするものです。
例えば、面接記録を書くのに30分かかっていた人が「これを早く終わらせればその分本を読む時間が取れる」と思えば、記録を20分、15分と短縮する術や工夫を考え始めるはずでしょう。
些細なことですが、記録を取るのにパソコンを使っているのなら、きちんとしたタイピングのスキルを身につけることは重要です。なんだかんだ言って、自己流のタイプをしている人は、やはり書くのが遅いです。
今のは「例えば」の話ですが、時間を確保する工夫は考え方次第でいくらでも案出できるのだ、ということですね。
4、積ん読しない
僕は絶対に積ん読しません。
積ん読って、読んだ気になってしまうからです。買って満足しちゃう人、結構いるのではないでしょうか?
でもそれはとってももったいない。
読む予定がないのに買ってしまったということは、それだけ「読みたい」と強く動機づけられた本であるということですよね?
せっかく「読みたい」と思える本に出会えたのです。
だったら、その気持ちはぜひ実現させてあげてください。積ん読で満足なんかせずに読んであげてください。その方が本も幸せです。
買って満足してしまわないために、僕はあえてその「読みたい」という気持ちをキープしつつ、他に読んでいる本があれば相変わらずその本を読み続けます。
するとどうでしょう?
いま読んでいる本を「速く読み切りたいな」と思うはずです。
そう思えたらしめたもの。
どんどん本を読むスピードがあがっていきます。
なお、僕は積ん読はしませんが、併読はします。 ほぼ毎日必ず3〜4種類の本を読んでいると思います。
職場用に1冊、家で読むように2〜3冊というのが定番です。
家で読む用に2〜3冊というのは、勉強系や内容がハードなものを1冊と、ライトなものを1〜2冊です。
ライトな方は勉強・ハード系を読んで疲れた時に休憩として読んだり、寝る前に読んだりしています。
一種類だけの本を読んでると、飽きちゃうんですよね・・・ 飽きません?
ちなみに、最近はこれらの本を並行して読んでました。
5、youtube視聴はすごくオススメ
最近はyoutubeでビジネス書の要約や解説をしてくれている人が多くいらっしゃいます。
増えてきているので、「我こそは先に」「誰よりも分かりやすく」という競争原理が働いており、話題になったビジネス書は検索すればほぼ必ず誰かが要約・解説動画を挙げてくれています。
しかも、20分弱で収まっている動画がほとんどなので、我々視聴者としては非常にありがたい環境になっています。2倍速で観れば、たった10分です。
このような方々の努力を甘んじて享受するのも、本を速くたくさん読むコツになるかと思います。
全く未知の本を読むのと、あらすじだけでも知っている本を読むのとでは、やはり後者の方が速く読めるでしょう。内容もより頭に入ってくるはずです。
ただ、最近はあまりにもyoutuberの方々の話し方が上手なので、(本そのものの内容より)youtubeで見聞きした内容の方に記憶が引っ張られてしまうことがあるので、その点は注意ですね。
僕のオススメは中田敦彦のyoutube大学とサラタメさんの動画です。
この二人は話し方が上手だし、何より本を読んで自分なりに学んだことを話してくれるので聞いていて楽しいのです。
他の動画配信者は、単に要約しただけに止まっている事が多いので、正直「うーん」という感じ。
頭に入ってこないし、「読んだ方が速い」となってしまいます。
場合によっては、本は読まずにyoutubeだけ見るのでも全然OKだとさえ思います。
ただ、youtubeはあくまでも要約や解説に過ぎないので、やはり、本を実際に読むのとは質的に異なるものである点には配慮しておきたいところです。
例えば、(これは本ではないですが)「スターウォーズ」を要約すると「フォースって言う不思議な力を持ったすごい親子が、宇宙をまたにかけて大ケンカする話」になります(スターウォーズ好きな方、申し訳ありません。僕も好きです)。
しかし、これではスターウォーズの本当の面白さは決して分からないはずです。
本当の面白さは、殺陣のシーンだったり、レイアとルークの以外な関係だったり、ジェダイのライトセーバーの色の違いとか、型の違いとか、セリフと時代背景の関係とか、オマージュをいくつ発見できるかとか、そういう細かいところにあるはずだからです。
でも、「親子ケンカなんだ。ふーん、そんなお話しなのね」と思いながら観る方が、なんの事前情報もない中で観るよりも、スッキリと整理された形で視聴できるのは間違いありません。
これは本も一緒。
「速く・多くの本を読みたい」という目的でyoutubeの利用をするのをオススメするのはこのためです。
ちなみに、一番分かりやすい例として本の要約・解説動画を挙げましたが、別にそれにこだわる必要はありません。
例えば、時事ネタや金融、会計の話を分かりやすく解説してくれている人の動画をくり返し観たら、ビジネス書を読む時のスピードは格段に上がるはずです。
「あ、あのときyoutuberの人が言っていたことはこのことか」と、より内容が理解しやすくなるだろうからです。
僕はyoutubeを観る時間もスケジュールに始めから組み込んでいます。
出勤中・帰宅途中の電車の中と、お風呂の中が僕のyoutube視聴時間です。あとは読書に疲れた際の休憩がてらとか。
特にお風呂に入っている時間って、何もなくて暇じゃないですか?
なので、僕はスマホをジップロックの袋に入れて、スマホを水から守りながら聞いています。
かなりオススメの時間の使い方です。
6、経費を使う
これは事業を営んでいる人で、かつその事業に関係する本を買うときに限定されてしまいますが、購入した本を経費として申請するのも手です。
ご存じのように、経費であれば、税金が安くなります。
勉強のために読んだ本が経費になるのであれば、購入への心理的ハードルは少し減るでしょう。
減ればその分、「買ってもいいかな」と思える本も増えると言う理屈です。
7、本を読みながら他の事をする
僕は本を読みながら、人と普通に会話をすることができます。ノリツッコミができるレベルです。
僕にとっては普通の事だったので、これができない人がいるということに、僕は大学院生になるまで気づきませんでした(笑)
もし、僕と同じように本を読みながら、何か他の事ができる人がいたら、是非5、で紹介したyoutubeを見ながら本を読んで下さい。
そこで、「お!?そんな内容なのか!それなら読んでみたい」と思える本の紹介動画に出会えたら、当該の本を図書館で貸し出し予約しましょう!
もし貸し出し数が上限一杯になってしまっていたとしたら、読みたいと思った本のタイトルをスマホのメモか何かに記録しておき、いつか借りる本の候補にしておくと良いかと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?
もしかしたら7、を真似できる人は少ないかもしれません。
しかし、他のものであればどなたでも真似が出来るはず。
せっかくの新年度。
年に100冊とは言わないまでも、できるだけ多くの本を読めるくらい勉強したいと思う方がいらっしゃれば、どれか真似できるところから真似して下さればと思います。
ということで、今日はこの辺で!!!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!! それでは、また次の記事でお会いしましょう^^