心理職でもできる資産形成と運用

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FP×心理Thによる資産にまつわるアレコレのお話

【心理カウンセラー必見】年金制度は崩壊?絶対に崩壊しない4つの理由

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リヒト(@r2209)です。資産を「守る」「稼ぐ」と来て、次は「育てる」…の話をしようかと思ったけど、少し寄り道をして年金の話をさせてください。

資産を「育てる」といっても、リスクがあるんだ。このリスクを最小限にするには、「いくら必要か」をある程度把握しておく必要がある。年金で補えない分は自ずと「必要な額」に直結します。

なので、せっかくの機会だから年金の勉強もしていこう!

 

今までも年金についてはちょくちょくお話しにも出てきましたから、一度しっかりとお話し聞いてみたいと思ってました!

 

じゃあ、まずは年金について皆が不安になっているだろう事から整理しよう。基本的な知識はその後で見ていこう。

 

 

賦課方式だから、年金制度は崩壊しません。

そもそも年金はどこから財源がきているかご存じですか?

たまに勘違いしている人がいるようですが、自分が支払った年金保険料を自分が将来受け取るわけではないのです。

 

僕たちが今支払っている保険料は、今の年金受給者のために支払われます。

この方式のことを、賦課(ふか)方式と呼んでいます。

 

このことから、現役世代(つまり働いている人達)がいる限り、年金は崩壊しようがないのです。

 

 

給料から天引きされているので、年金制度は崩壊しません。

この点は今までもこのブログで指摘していたことですので、ご理解いただけるかと思います。

僕たちの保険料は、基本的に給料から天引きされていますので、払いたくないと思っても払わざるを得ないのです。

ですから、現役世代がいる限り、財源が確保できないということはあり得ません。

 

 

その他の税金もあるから、年金制度は崩壊しません。

これもご存じない方もいらっしゃるかと思いますが、年金の財源は年金保険料だけでまかなわれている訳ではありません

 

例えば、僕たちが普段の生活で支払っている消費税も財源となっているのです。

消費税を払わずに生活できるなんて事はあり得ませんよね?

 

 

積立金があるから、年金制度は崩壊しません。

少子高齢化が進み、現役世代が減れば、徴収できる保険料も他の税金も減ります。

しかし、そんなときのために、年金積立金というものがあり、こちらから給付に回されます。

 

この年金積立金、いくらあるかご存じですか?

GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の最新のデータによると、なんと151兆円にも上ります!

https://www.gpif.go.jp/operation/state/pdf/h30_q3.pdf

 

厚労省によると、この積立金は運用状況は以下の通りとのことです。

運用状況は、単年度でみると市場動向によってプラスの時もあれば、マイナスの時もありますが、累積でみると比較的安定的に推移しており、約74.4兆円(平成29年度まで)のプラスの収益になっています。

www.mhlw.go.jp

 

受給額が減らないとは言っていない

ただし、所得代替率には注意が必要です。

所得代替率とは、現役世代の手取り収入に対する年金の給付水準の割合のことです。

 

年金はこの所得代替率が大体50%になるように設定されています(もともと年金だけで老後が過ごせるようには設定されていないのです!)

 

給料は物価などの影響を受けるし、その時代の出生率によっても変わってきます。ゆえに、「自分たちはいくらもらえるのか」を正確にすることは大変難しいのです(将来の現役世代の給与水準を予測できないため)。

しかし、もし仮に今のまま少子高齢化が進み、現役世代を増やす対策(外国人労働者の参入など)がない場合、受給額が下がることは間違いはないでしょう。

 

なお、こんな風に、その時の経済状況を鑑みて給付水準を調整することをマクロ経済スライド方式と言います。

 

 

資産形成は必須

先ほども書きましたが、年金はそもそも「それだけで老後を過ごせる」ようにはできていません。従って、老後資金として年金以外のもので蓄えておくことは誰にとっても必要なことなのです。

 

今後、将来現役世代の給与水準が低下することが予測されるのですから、尚更です。

 

僕たち心理カウンセラーはより一層の必要性に駆られています。

このブログでは度々登場するデータですが、もう一度引用します。

heikinnenshu.jp

 

僕たちのお給料の平均推移は300万円〜400万円前後なのです。

これはサラリーマンの平均よりも低いのです。その差だけ、僕たちは資産形成の必要があるということです。

 

年金は崩壊しないから、いたずらに不安がる必要はないよ。
一生涯に渡って死ぬまで保険を受けられる制度なんだから(老齢年金の場合)、上手く利用することを考えた方が建設的だね。

 

そうですね……。でも、まだまだ年金については知らないことばかりで不安は残ります。。。

 

大丈夫!年金の基礎知識は、このブログで確認していこう!その後で資産運用、つまり資産を「育てる」についてみていこう。

 

しっかりと勉強して、資格の習得も目指すなら、FP通信講座のお申込み も一つの手ですね。