心理職でもできる資産形成と運用

心理職でもできる資産形成と運用

FP×心理Thによる資産にまつわるアレコレのお話

投資のリスクはコントロールできる!そう、ある条件を飲めばね。

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リヒト(@r2209)です。

 

以前、このブログでは、投資におけるいくつかのリスクについてご説明しました。

過去の記事をまだ観ていない人は、そちらを見てからこちらに戻ってきてください。

  

  

 

 

 

 

コントロールできるリスクはどれ?

お帰りなさい。では、本記事の内容に入っていきましょう!

ここに挙げたリスクの中でコントロールできるものはどれでしょうか?

 

インフレリスク?

流動性リスク?

価格変動リスク?

信用リスク?

 

 

ちょっと考えてみてください。

 

 

答えはズバリ

答えは、流動性リスクです。

 

インフレリスクは景気の善し悪しで変わるので、個人でコントロールするのは不可能です。

価格変動リスクも、「社会の雰囲気」みたいなものによって変わりますので、同様です。

信用リスクも、全ての会社の経営を自分が担当するにはいきませんので、不可能です。

 

もちろん、流動性リスクも「すぐに現金化できるかどうか」をコントロール出来るかと言えば、それは不可能です。

 

しかし、この流動性リスクは唯一、最小限に抑えることが可能なのです。

要は、「今すぐにお金がないと困ってしまう」という状況さえ作らなければ、すぐに現金化されないことはそれほどリスクにはなりません。

 

「今すぐにお金がないと困ってしまう」という状況を作らないために、投資をするときは必ず余剰資金で行ってください。

 

 

金融商品を長期にわたって保有することが投資の実態

数日、数時間といった短い期間に株を売り買いして利益を出すようなイメージが投資にはあります。しかし、むしろこちらのイメージは本流ではありません。

 

国債や優良企業の株式など、比較的安定している金融商品長期にわたって保有して、着実にリターンを得ることを目指す方が投資の実態なのです。

 

このことさえしっかりと認識していれば、株の上り下がりで一喜一憂することも、不必要に不安がる必要もありません。

 

 

改めて復習を

投資の基本は、リスク許容度が高いときに、分散投資し、極力長く保有し続けることです。

リスク許容度とは、投資で仮に失敗しても生活に支障を生じさせずにいられる度合いです。

例えば、一人暮らしで給料が高く、若いとリスク許容度が高いと言えます。

一人暮らしということは子どもを持つ可能性もないだろうので教育資金等にお金を使う必要もないし、給料が高ければ投資に回せる資金も多いでしょう。若ければ失敗した分を取り返す時間があります。

 

一方、支える家族がいて、給料が低く、年を取っていればこれと逆にリスク許容度が低くなります。

 

ここから分かるように、リスク許容度をあげることの一つに投資に回せるお金を増やせるだけ増やすことが重要だということが分かります。

 

お金があることはリスク許容度を高めるだけではなく、投資にパワーももたらします。投資はどうしてもその性質上、資本力がある方がパワーがでるからです。

同じ利回り1%でも、1万円を投資するのと、100万円を投資するのとでは結果が全然違ってきますので、当然と言えば当然ですよね。

 

とはいえ、闇雲の投資にお金を回せば良いかというと、そういう訳ではありません。

無理をして生活に困窮するほどの資金を投資に投入してしまうと、狙いが外れたときに大変なことになってしまいます。

 

ですので、しっかりと生活防衛のための資金を維持しつつ、その上で仮に失っても生活に支障がない範囲の資金で投資をすることが大前提となります。

 

このブログでは、経済的資産形成と運用についてお話しするとき、先ず最初に資産を「守る」のお話からしたのもこのためです。

 

経済的資産は、「守る」「稼ぐ」「育てる」の三つにわけて考えることがとても重要です。

 

このブログで言う「守る」とは、無駄を省き、節税することを指していました。

これは最も簡単な経済的資産の運用と形成の方法となります。

 

いらない保険を解約し、税金の勉強をしっかりとするのです。

こうやって、まずは資産をしっかりと守り、生活に必要なお金をキープしつつ、ちょっとずつ投資用の資金を積み立てていくのです。

もしここがまだ充分でない場合は、投資をしてもうまく行かないかも知れません

 

また、同時に、「稼ぐ」を意識し続ける必要もあります。

時間単価の考え方を身につけることは、そのまま投資にも応用が利きます。

人に与えられた時間は皆等しく一日24時間しかありません。その24時間をどう過ごすとより大きなリターンとなって返ってくるかを考えるのです。

 

ずっと社会保障の恩恵を受けることが出来ない働き方をするのか(複数箇所で非常勤掛け持ちをするなど)、ちょっとでもスキルを上げるために何をするのが将来のためになるのか、給与所得以外の所得を得る手段はないか、こういうことを常に考え、出来るところから実践し続けるのです。

 

これだけの準備をして初めて、投資という「育てる」の段階に入っていくのです。

 

とはいえ、いきなり株式投資やFXをやりましょうというようなことを言っているわけではありません。

手始めに、つみたてNISAなど、リスクの少ないところからスタートをきればよいのです。

 

このようなことは、以前他の記事でもまとめていますので、そちらにも目を通していただければ幸いです。

 

 

 このブログでは、このように、経済的資産を「守る」「稼ぐ」「育てる」の三つに分類し、それぞれへのおすすめの戦略を分かりやすく紹介していきます。

 

また、対人的資産や身体的資産のお話もしています。

 

対人的資産とは、良好な対人関係のことです。

このブログでは、心理学の知見を応用してより良好な対人関係を形成していくための情報をまとめています。

心理カウンセラーと言えど、みんながみんな知っている訳ではない情報を分かりやすく紹介しています。

きっと、日常の生活に役立つと思います。

 

身体的資産は、安心して働き続けることができるための身体的健康を保つための情報、あるいは、労働関係法規についての知識のことです。こちらも分かりやすく解説しています。

 

きっとためになる情報がいくつか見つかるかと思います!もし参考になったらスターを押していただくか、SNS等で拡散してくだされば嬉しいです。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!