投資に怖いイメージがあるのは、投資のリスクを知らないから!しっかり学べば怖くない!
リヒト(@r2209)です。
経済的資産を「育てる」に関しては、始めにお話ししたいと思っていたことは話し終えれたと思います。
このブログでは、比較的リスクの低い「育て方」として、iDeCoやつみたてNISAなどをご紹介しました。
私、早速つみたてNISA始めました!
おお!相変わらず行動力がすごい!
これからの記事では、投資における基本的な事柄をご説明していきたいと考えています。
「投資の勉強」と言う意味では基本的な事柄ばかりですが、「投資を始める」という意味では、iDeCoやつみたてNISAに比べるとアドバンスな知識となっていると思います!
- 「投資」と聞いて、どんなイメージを持ちますか?
- 投資におけるリスクとは?
- 投資に関わるリスクの種類
- 流動性リスクについて
- 価格変動リスクについて
- 為替リスクについて
- 為替リスクはしっかりと計算しよう
- FXの怖さの秘密
- リターンとリスクが比較的低い投資手法はないの?
「投資」と聞いて、どんなイメージを持ちますか?
投資にどんなイメージがあるでしょうか?
危険!あやしい!損する!怖い!
あるいは、
儲かる!一攫千金!
大体はこのイメージのどちらかでしょう。
ただ、これらのイメージ、どちらも半分正解、といったところ。
投資には間違いなくリスクがあります。
投資は、未来に賭けることですから、もちろん不確定要素があります。その要素はそのままリスクへと変わり得ます。
そういった意味では危険でアヤシいですね。
どうしてリスクがあることを分かっていて、わざわざそんなリスクを冒すのでしょうか?
それはリスク以上のリターンを期待するからです。
投資で言うリターンとは、すなわちお金ですよね。ですから、儲かるというイメージもある意味では正解です。
しかし、本来の投資はリスクを分散し、長期的なリターンを期待するものであり、思ったほどリスクはなく、思ったほどリターンは得られないものと考えて貰うと理解としてはちょうど良いのではないかと思います。
ま、もちろん皆さんがイメージする短期的なハイリスクハイリターンな投資もあるにはあるのですが、一般にそのようなギャンブル性の高いものは「投機」と呼ばれ、投資とは別と考えられています。
このブログで紹介するのは「投資」です。「投機」ではありません。
投資におけるリスクとは?
くどいようですが、いくら「投資」だといってもリスクはあります。将来のことは誰にも分からない以上、これは避けられません。
しかし、よくよく考えてみて、皆さんがいう「リスク」って具体的に何でしょうか?
僕たちは知らないものに対してより不安を感じます。
もしかしたら僕たちは投資のリスクを知らないので、余計に不安がっているだけなのかもしれません。
だとしたらリスクについて学ぶことで、必要以上に恐れることがなくなるかもしれません!
知ることができれば、それに対して対策も打てます。リスクを最小限にとどめる手立てが打てるのです。
投資に関わるリスクの種類
まずはざっと、どんな種類のリスクがをあるかご紹介します。
インフレリスク
流動性リスク
価格変動リスク
信用リスク
流動性リスクについて
考え方にもよりますが、もっとも身近で危険度の高いリスクは流動性リスクでしょう。
流動性リスクとは、簡単に言うと、すぐに現金化できないリスクのことをいいます。
不動産は特に流動性リスクが高いと言われています。
というのも、不動産はとても高額ですし、そんな大金を用意できる人はそうそういないからです。スーパーで野菜を売り買いするような感覚では売れないのです。
そのため、「すぐに現金が欲しい」と思っても、そう簡単に売買は成立しません。
あれ?でもリヒトさんは不動産投資を勧めてませんでした?
そうだね。確かに不動産はすぐに現金化できないことが大きなリスクとなっているね。けど、上手く行けば不動産は持っているだけでコンスタントに家賃収入を得られるという他にはない魅力があるんだ。
不動産投資については、今後別カテゴリーで解説していこうと思っているから待っててね!
価格変動リスクについて
不動産の他に、流動性リスクの高い物の代表に、絵画・貴金属などがあります。
ちょっとしたものならすぐに売り買いできるかも知れませんが(それこそメルカリとかで簡単に)、文化的価値のあるものであれば高額で取引されますよね。ゆえに、流動性リスクの高い投資商品となります。
僕は一生バンクシーの作品を購入できないでしょう。高すぎる。
また、こういったものは価格変動リスクも高いです。
価格変動リスクとは、読んで字のごとくですが、経済状況や世論、分化の変動で物の価格が変わるリスクのことをいいます。
例えば、有名人が作った作品が1,000万円で取引されていたとしましょう。
しかし、その有名人が実は経歴を詐称してその地位まで上り詰めたということがわかったとします。
こうなると、その作品は「ただのど素人」が作った物と評価されますので、作品の価値は大暴落するでしょう。
仮にバンクシーの評価が下がった後にバンクシーの作品がお手頃価格で売りに出されていたとしても、誰も欲しいと思わないですよね。
為替リスクについて
FXは違うタイプのリスクがあります。
「FX」という名前は聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?
これは外国為替証拠金取引(Foreign eXchange)と呼ばれるもので、外国の通貨を売買することで利益を得るタイプの金融商品です。
外国の商品を扱うので、当然そこには円安ドル高などの為替の動きに左右されるリスクがあります。このようなリスクを為替リスクといいます。
ちなみに、外国為替“証拠金”取引の証拠金とは、要は頭金のようなものです。
頭金を元手に借入金を借り入れることで、手持ちのお金だけで運用するよりもより大きな利回りを実現させることを目指します。
為替リスクはしっかりと計算しよう
為替リスクについては、もう少し掘り下げてお話します。
先述した通り、投資の基本は分散投資です。
株投資をするにしても、日本の企業だけの株を買うのではなく、海外の株も合わせて買うことでリスクを分散させるのです。
海外の投資商品を買う必要性が高い以上、為替リスクについてはしっかりと考えたいところです。
具体的に見ていきましょう。
例えば、アメリカに1年で7%の利息がつく口座があったとします。7%という数字は、投資としてはあり得ない数字ではないものの、比較的高めの数字です。
その口座に、1ドル100円のときに、日本円で100万円、つまり1万ドル預けたとしましょう。
利息が7%ですから、その1万ドルは1年間で1万700ドルになっています。
預けるだけで増えるのって嬉しいですね。
そうだね。でもこの時本当に「増えた」と言えるのか、為替レートを確認しないと結論は出せないんだ。
もし、1年後の為替レートが1ドル93円になっていたとします。
この状態で1万700ドルを引き出して日本円に変えてしまうと
1万700ドル×93円=99万5100円
となってしまいます。
実際にはドルを円に変えるときに手数料がかかりますから、もう少し落ち込むでしょう。
元々100万円預けていたわけですから、4900円も損した計算になります。しかも、1年間も待ったあげくに、です。
もし海外投資商品を購入することがあるのなら、為替レートをしっかりと確認し、為替リスクに備えましょう!
FXの怖さの秘密
FXについても、もう少しお話します。
FX、これはかなりハイリスク・ハイリターンです。
少額の元手からはじめられるものの、借入金の額は大きくなるので、その分当たれば自力では到底達成できなかったほどの成果を上げることが出来ますが、一方、失敗すれば逆のことが起こります。
例えば、1万円しか無い時でも、これを証拠金として200万円分の外貨(ドル)を取引できたとします。この状態で1ドル100円から101円に円安となったとします。
すると、200万円は202万円となるわけですから、2万円の為替差益がでることになります。
もし1万円しか持っていなかったとしたら、利益は100円しか無かったということですから、証拠金をもとにして元手を増やす事のリターンの大きさがお分かりいただけるかと思います。
このように借入金を借りて大きな結果を目指すことをレバリッジを効かせるといいます(レバリッジとはテコのことです)。
ただ、お分かりのように、円高(1ドル100円が99円になった)になればこれと真逆のことになります。先ほどの例で言えば、1万円しか本来持っていなかったのに、2万円も為替差損を出してしまうと言うことにもなり得るということです。
もちろん、円高になったら再び円安になるまで待ち続けることも可能です。しかし、マイナスになったときには取引をしているFX会社から追加の証拠金を請求されることがあります(これを追証といいます)。
この追証が払えず、証拠金の残高が一定割合以下になれば、強制的に取引を終了させられてしまいます。これをロスカットと言います。
なぜロスカットされるかというと、実際に外貨を購入しているのはFX会社なので、会社からすればできるだけ損を出したくないからです。このような事情があり、無制限にFXの外貨を持ち続けることはできないのです。
投資の「恐い」っていうイメージって、FXのような投資手法からきてるのかもしれないですね。
リターンとリスクが比較的低い投資手法はないの?
FXはハイリスク・ハイリターンの代表格ですが、一方、リターンとリスクが比較的低いものとして知られているのが普通預金、定期預金、国債、MMFです。
次の記事では、まだこの記事で紹介できなかったインフレリスクと信用リスクの説明を上記した投資商品(普通預金・定期預金・国債・MMF)の紹介とともに行っていきたいと思います。