心理職でもできる資産形成と運用

心理職でもできる資産形成と運用

FP×心理Thによる資産にまつわるアレコレのお話

心理職でも結婚を諦めたくないあなたへ!結婚・子育て贈与ってご存知ですか?

 

 

リヒト(@r2209)です。
突然だけど、ココロちゃんは結婚願望とかあるのかな?

 

 それなりにはありますよ〜。でも相手と先立つものがないですね(笑)

 

そうなんだ(笑)
お相手は僕にはどうこう出来ないけど、先立つものに関する情報提供なら出来るかもしれない。

 

え?なんですか?

 

結婚するときに、ご両親や祖父母からお金を工面してもらうとき、その一定額を非課税にする制度があるんだよ。

 

 

結婚にかかるお金

結婚するには色々とお金がかかりますよね。

 

結納

 

指輪

 

結婚式

 

新婚旅行も行きたい♡

 

他にも両家顔合わせの食事会をする場合は更にお金がかかります。

 

ゼクシィによれば、結婚式にかかる費用の平均は357.5万円、結婚関連の費用の相場は165万円、式後にかかる費用の相場は73万円、新生活にかかる費用の相場は72万円。

zexy.net

 

トータルすると、667万5千円です!

 

もちろん、この後子どもが生まれたら子育て費用もかかります。

 

 

結婚生活に憧れを抱いている皆様に現実を突きつけるようなことをしてしまい申し訳ありませんが、これが事実です。

まずは受け容れましょう。

 

その上で、結婚するにあたりもしスポンサーの方がいらっしゃるのなら、今からお話する制度を利用するとお金の心配がちょっと減るかも知れません。

 

 

結婚・子育て贈与ってご存知ですか?

一回結婚するだけで700万もかかり、その後の子育てでも更に費用がかかる。

こんなことを考えたら、とても結婚なんて出来ない、と諦めてしまう人も出てくるかもしれません。

もし結婚式を挙げることが出来たとしても、そこでお金を使いすぎてしまっては生活が苦しくなってしまいます。

 

特に今のご時世は、何かと将来への不安がありますから、結婚をますます躊躇してしまいます。

 

こんな不安があることを踏まえて、ちょっと便利な制度が出来ました。

それが、結婚・子育て資金の一括贈与に係る贈与税の非課税措置という制度です。

 

長いので以後は結婚・子育て贈与と呼びますが、これは祖父母や両親から結婚や子育てに係わる資金の贈与を受ける際、費用が非課税となる制度です。

 

 

条件は色々

本来、贈与を受けるときには贈与税がかかります。

贈与がかかる財産には特例贈与財産と一般贈与財産とがあり、それぞれでかかる税率がことなりますが、いずれも結構な額がかかります。

普通に1000万円を贈与しようと思ったら、200万円くらいは税金で取られてしまいます。贈与税はお金を受け取った人が払うのです。

 

しかし、この結婚・子育て贈与の制度を利用すると、この200万円は徴収されずに済むのです!

 

もし工面してくれる人がいるなら、この制度を利用しない手はないでしょう。

 

条件は、

直系尊属(祖父母や両親)からの贈与であること。

②受け取る人の年齢が20歳以上50歳未満であることです。

贈与を受け取る前年の合計所得金額が1,000万円以下である必要もあります。

 

もちろん、結婚・子育て贈与というくらいですから

③結婚や子育て(妊娠・出産)等に係わるものに受け取ったお金を使用することも条件です。

 

非課税限度額は1,000万円までです。そのうち、結婚費用に回せるお金の限度額は300万円までとなっています。

先述のゼクシィのデータによると、結婚式にかかる費用の平均が357.5万円ですから、そのほとんどをカバーできそうです。

 

 

手続き

この制度を利用するには、銀行などの金融機関を利用する必要があります。

そこで結婚・子育て贈与専用の口座を開設します。その際、このような物の提出が求められると思います。https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/annai/sozoku-zoyo/annai/pdf/201904_01.pdf

 

この口座からお金を引き出すときは、結婚や子育てに関わる費用に使ったことをの証明するために領収書等を提出します。

 

贈与税がかからない代わりに、申請の手間がかかる、ということですね。。。

 

 

注意点

結婚や子育てにはお金がかかるので、その分のお金として受け取った費用に贈与税がかからないことは嬉しいことです。

しかし、結婚・子育て贈与を利用する際には幾つかの注意があります。

 

まず一つ目。

贈与を受けた人が50歳を過ぎても残っているお金は、贈与税がかかります。

50歳になる前に使い切った方がよいかも知れません。

 

二つ目。

もし贈与してくれた人が途中で亡くなってしまったら、結婚・子育て贈与用の口座に入っているお金は相続したものと見なされます。

つまり相続税がかかる、ということです。この点は注意しようがないと言えばないですが…。一応覚えておきましょう。

 

そして三つ目。

この制度が利用できるのは、2022年の3月31日までです!

 

よし!親にお願いしてこの制度で贈与してもらおう!
結婚するのに備えてエステも行って、あ!新婚旅行はちょっと贅沢しようかな?
お父さんお母さんには申し訳ないけど、ちょっとくらい良いよね!

 

あー…ちょっと言いづらいんだけど…

 

なんですか?

 

この制度、残念ながら、婚活とか、エステとか、新婚旅行代は対象外なんだ…

 

えーーーー!なんだ…。がっかり。

 

 

ココロちゃんがっかりしてるけど、、、そもそもまだお相手いないんだよね!?