老後問題は、いつはじまる?今でしょ! 今から取り組まなければ間に合わないたった一つの理由
リヒト(@r2209)です。
この「身体的資産」のカテゴリーでは、心理カウンセラーとして安心して働き続けることを目的とした知識や身体の作り方についてお話していきたいと思っています。
まずは、どうして「身体的資産」の形成と運用が大切なのか、その心構えをお話ししていきたいと思います。
身体的資産形成と運用が大切な理由。もちろんそれはたくさんあります。
健康であればかからない医療費を今後も出来るだけかけないで過ごせるようになるから、体力がある方が良い仕事ができるから、長く働き続けられるから、etc...
おそらく考えればもっともっとたくさんのことが考えだせるでしょう。
しかし、このブログで特に協調したいのは、「長く働き続けられるから」です。
なぜなら、好むと好まざるとに関わらず、僕たちは今まで以上の長い時間、どうしても働かざるを得なくなっているからです。
それは、平均寿命が伸びていること、年金の所得代替率が低下して貰える年金額が減る見通しであること、法律が改正されたことなどから明らかです。
長く勤め続けるには、健康である必要があります。
高齢者雇用安定法
過去は60歳で定年でしたが、2013年4月に高齢者雇用安定法が改正されたことで、各企業には2025年までに①定年を65歳まで引き上げること等が義務づけられました。
その他に企業側がやらなければならないことは、
②定年制をそもそも廃止してしまう、③継続雇用制度を導入するなどです。
いずれにせよ、労働者にとっては「60を過ぎても働ける」ということです。
働かなきゃいけない、と考える人もいるかも知れませんが…
確かにそうですね…
ただ、老後不安がつきまとう昨今、長く働けることで老後の時間を短縮することが出来れば、その分老後の不安を軽減できるかもしれません。
(もちろん、ある程度の年齢でリタイアできて、かつ、老後の不安もない状態が一番なのですが。しかし、愚痴っていても何も変わらないので、変えられる事柄に集中しましょう!)
ただ、長く働けることには二つの問題があります。
一つ目の問題と高齢者雇用継続基本給付金
問題の一つ目は、
「実際に企業が採用することが多いのは、上記した3つの方法のうち、③の継続雇用制度を導入する場合が多い」
ということです。8割近くの企業がこの選択をしています。
このことの何が問題なのでしょうか?
実は、継続雇用制度を利用した場合、嘱託職員やパートでの契約となることがほとんどですので、今まで貰っていた給料よりも低下する可能性がかなり高くなるのです。
若い人も採用していく必要があるため、どうしてもその分へ人件費を回さざるを得ないゆえにある程度は仕方が無いことでしょう。
ただ、雇用保険の「高齢者雇用継続基本給付金」を利用することで、カバーすることができます。
雇用継続を受けた後の給料が、前の給料の75%未満にまで下がってしまった場合、雇用保険に5年間加入していた人なら、申請することで給与の補償を受けることが出来ます。
支給額は賃金の低下率によって変わります。
賃金低下率が61%より大きく75%未満の場合は、
60歳以降の毎月の賃金×一定の割合(15%〜0%)
賃金低下率が61%以下の場合は、
60歳以降の毎月の賃金×15%
賃金の最大15%が追加で支給されるということですね。
この制度を利用したい場合は、自ら勤務先へ申し出る必要があります。覚えておきましょう!
二つ目の問題と健康
60歳以降も働くことの問題の一つ目は、賃金が低下することでした。ただ、こちらはある程度雇用保険でカバーできます。
さて、これ以外にも問題があります。それは何だと思いますか?
もう一つの問題とは……!
当たり前と言えば当たり前のことですが、年とともに体力が衰える、ということです。
年を取れば体力が衰える。あまりにも当たり前です。
ところが、これは意外にも大問題なのです。
どうしてですか?
上記した賃金の問題は申請をすれば比較的すぐに解決する問題ですよね?
しかし、健康は一日二日何かしたからといってどうこうなる問題ではありません。
計画的に、若いときから、健康なうちに積み重ねていく必要があるものなのです。
今からやらないと間に合いません。
「まだまだ60歳になるまで時間はたっぷりある」と油断せずに、今から健康のために動き出すことが求められているのです。
そのためには、自分を守る知識をつけるとともに(上記の雇用継続基本給付金について知っていることも大切な知識です)、身体を鍛えていくことが必要です。
いつだって、「今」が一番若いのです。
今から健康を意識することが出来れば、老後に対する不安をどんどん減らしていくことができます。
善は急げと昔から言うではありませんか。
このブログでは、これから少しずつ働く上で知っておくと便利な知識や、
健康的になるための食事法や運動法などをまとめていければと思っています。
知識も身体もマッチョを目指しましょう!