心理職でもできる資産形成と運用

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FP×心理Thによる資産にまつわるアレコレのお話

【心理カウンセラー必見】子どものために学資保険に入りたい。その気持ちは分かるけど、ちょっと待って!

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リヒト(@r2209)です。
前回は生命保険について勉強しました。学資保険も生命保険の一種なので、ついでに勉強しましょう!

 

 

 

 

リヒトさん、流石に子どものための保険ですから、この保険は入っていた方g…

 

必要ありません!

 

鬼ィィィィィ!!

 

 

学資保険とは

学資保険は、子どもの教育資金を準備するために貯蓄していくための保険です。親が死亡した場合、それ以降の保険料の支払いは不要になります。

 

親が死亡した場合でも子どもが学校に入学したりなんかした際はお祝い金がでます。

 

すごくいい保険じゃないですか!

 

 そうだね。けど、これも生命保険の一種なので、生命保険と考え方は一緒なんだよ。

 

 

学資保険のリスク

子どもの将来のことを考えて、こつこつと保険をかけていくという気持ちはとても尊重できるものです。僕の両親も僕のために学資保険に入っていてくれました。

 

ただ、先述のように学資保険も生命保険の一種で、実質的には投資をして運営しているにも関わらず、「投資」として考えた場合、非常に利回りの低い投資商品なんです。

 

また、学資保険は基本的に18年間積み立てるもので、その間のリスクも考えなければなりません。その間に、保険会社が倒産する可能性だって十分にあります。

 

もし倒産してしまったとしても、預貯金のような保護はありません

銀行に預けているお金は基本的には1,000万とその利息までは法律で保護されます。これを預金保護制度といいます。

 

 

責任準備金があるから大丈夫?

詳しい方なら「責任準備金」という言葉を聞いたことがあるかも知れません。

確かに、生命保険が経営破綻した場合でも、実は契約は生命保険契約者保護機構に移行し守られるのです。

そこで関わってくるのが、この「責任準備金」です。

 

責任準備金とは、将来、保険契約者に支払う保険金を確実に支払う為に、保険会社が保険料の中から積み立てるお金のことです。

 

つまり、保険会社に万が一のことがあった時でも大丈夫なように、お金を積み立てて準備してくれているのです。

 

ただ、問題は、その保護の対象が『責任準備金の90%まで』とされていることです。

  

ですから、保険会社が破綻した場合でも、確かに返ってくるお金が0になると言うことはないかと思います。

しかし、せっかくこつこつと18年間貯めても、積み立てた分より少なくなって返ってくる可能性も十分にあるのです。

 

だったら貯金した方が良くないか?というのが僕の考えです。

 

もちろん、「自分はお金があるとつい使ってしまう。子どもの分のお金にまで手を出す訳にはいかない」などといった理由があって利用するのであれば、十分に利用価値のある保険だと思います。

 

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